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終末から始まる物語  作者: 風間流治
繋がる絆
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バトルジャンキー

信「ぷっ。くくく。」

紅「な、なにがおかしいのかな?」

ードゴーンー


「「フハハハハハ!」」


二人の美女が剣を振り回し、笑いながら戦っている。


「なんだかな~。これだから戦闘狂は。」


「は~。あれさえなければ。お嬢様もお綺麗なのですが。」


「は~。我が娘ながら困ったことね。」


「「「ね~。」」」


外野はあきれつつ和やかにお茶をし始める。


襲ってきた天使の話を聞くと『軍勢(レギオン)』で蘇った、

昔の近衛騎士だという。


巡回中に見慣れない人物を発見したので、侵入者かと思い迎撃に当たったとのことだった。


そして、決して出会ってはいけない女性が二人出会ってしまった。


そう、冒頭の高笑いをしながら剣を振るう美女は、紅葉とサラである。


紅葉は強いものと戦える喜びをサラは昔の主との真剣勝負を行いたいという願望から、

目があった瞬間に切りあいを始めたのである。


なんと残念な美女二人。


ーガッー


ーキッンー


当分この争いは続くのであった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「さて、ゼロお前をそのまま連れていくことはできない。

 そこでだ、ここに入ってほしい。」


そう言って流治がポーチから取り出したのは、叔父から譲ってもらった(強請って奪った)、

S〇A〇Pの恐竜シリーズのPDAである。しかも、カメラ付き。

ゲーム、スケジュール管理、カメラ、地図ソフト等の万能ツール

まあ、スマホやガラケーが出てくると忘れられてしまった。

当時はリンゴさんのPDAと2分していたといっていいガシェットである。


『これにですか。狭そうですね。』


「中で空間拡張をすればいいだろう。」


『まあ。そうですね。では。』


そう言って、ゼロは中に入る。


『意外と心地が良いです。』


「俺が身に着けている間は思念で会話できるから。

あまり声は出すなよ。」


『了解です。』


ゼロが消えたことにより閉じ始めた空間から、流治は元の空間へと戻る。

そして、素知らぬ顔で、家族と合流をしたが、

二人の美女の残念な姿を見て、もう少し散歩してくればよかったと後悔をした。


---------------------------------------

「あ~。やはり姫様には勝てませんか。この体になった自分なら勝てなくとも、相打ちにできると

思ったのですが。」


「そうはいかないわ。昔の部下とはいえ、負けるわけにはいかないもの。」


紅葉は大の字で倒れるサラに自らの剣先を向けながらこたえる。


「ところで、ここにいるのはあなた達3人なの?」


「左様でございます。マーリンさま。」


「私のことは六花と呼んで。」


「畏まりました。六花様。」


「他の武器についての情報はある?」


「道場の武具になったもの、国の宝物庫に寄贈されたもの、大図書館に保管されているものなど

がおります。ただ・・・。」


「ただ?」


「とある国の宝物庫に保管されていると思われる、ユン・ユエ、ケイ、クリスの気配を

ここ20年ほど感じません。」


「壊された?」


「それはないな。」


「えっ?流治?」


「ものっていうのは意志の力が介在するものほど、壊されにくくなる。

それにあるべき場所で、あるべき主を待つのが摂理だ。

そのうち嫌でも見つかるさ。それより、今日は帰るぞ。」


「本当に興味がないとつれないんだから。」


「アン、サラ、レイこの腕輪に。」


「入る前に一つ。この場所はいかがするのですか。」


「今回は厳重に封印して、しばらくしたら、別の場所に移すわ。」


「そうですか。それでしたら安心ですね。」


ーポウッー


「さて、今日は帰ろ。次の場所も腕輪が引き合うだろうさ。」



信「脳筋の部下は脳筋」

紅「そんなことは、・・・ないかな~。」

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