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終末から始まる物語  作者: 風間流治
繋がる絆
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陰陽師信幸③

信「まだ、俺の話だ。」

紅「ふふふ。その粋も今回までよ。」

「おはよう信君」


「ああ。おはよう。」


「信~。おはよう。」


「おはよう。」


修学旅行三日目。

各班の自由行動は本日までになっている。

明日は京友禅の体験学習の後、京都駅でお土産を買って熱海まで帰る予定だ。


そう、実質今日中に十二神将をすべて集める必要がある。


(今日の予定は?)


朱雀が問うてくる。


(松尾神社の後、嵐山でお昼とおみやげの買い物で時間調整。

 その後、平安神宮の後京都御苑。)


(なぜ、平安神宮を最後に?)


(中央は最後だろう?)


(あ~。一応考えていたんだ。)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「四神最後の白虎の神社、松尾大社です。

この後は渡月橋、嵐山、平安神宮、京都御苑と周ります。

嵐山で買い物をしたいのでしたら、早めにお巡りください。」


(さてと。)


拝殿前の鳥居?門?をくぐる。

すると案の定結界が張られる。


「来たな小僧。」


「小僧とはひどいな。まあ、立志したての男じゃ無理もないか。」


「構えろ。」


「もう、構えているよっ!」


不意打ちとばかりにクイックショットで7発お見舞いする。

だが、


「破っ!」


「ちい!!風の結界と武術の合わせか。」


「ふん。この程度。」


「どうということはないかい。でもな、」


信幸がかすむ。


「これはどうだ。」


そういった瞬間四方八方から金属の塊が白虎にードカッンガラガラーという轟音とともに、

振り注ぐ。


「がっ、な、に、・・・。」


「いい加減属性の不利をどうにかしたいんでな。」


(はっ!?)


あっけない形で片が付いた。

式神たちは自らの主の底知れない怖さを感じるのであった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「これが、2時間サスペンスで有名な渡月橋か~。」


「何だその感想。」


嵐山駅側から、橋の中央を目指して、班員が走っていく。

それを追う形で橋の近くまで歩いて、信幸は気づいた。

反対側に1柱、真ん中付近に1柱いることに。

良く気配を読めば、真ん中は自分と同じ金だが、

白虎ほどの脅威を感じない。

信幸は橋に踏み込み次第、先ほど白虎に使った技で、簡単に仕留めることにした。


(朱雀、白虎。あとは任せた。橋の中央まで連れてきてくれ。)


そう言づけて、信幸は一気に片付け、普通に人に交じって、

橋の中央付近まで、歩く。


(連れてきたぞ。)


しばらくして、白虎から声がかかる。北側の欄干に背もたれるようにしながら、

小さい結界をはる。その瞬間、


「きーーーー!」


「そんな~~!」


喚く声と嘆く声が聞こえる。

どうやら、何もできずに倒れたことが、不満のようだ。


「わかっていると思うが、これ以上、騒ぐなら再臨してもらうぞ。」


「うっ!それは。いやだな~。」


「すみませんでした。」


「それでいい。」


太陰と太裳は大人しく信幸に下るのであった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ふむ。我だけになったか。それにしてもあの者。なかなかどうして。

 それに、この我の記憶が正しいなら、彼の者との闘いは面白くなりそうだ。」


天空は平安神宮の拝殿で、長いあごひげをなでながら独り言ちした。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「五社巡り最後は平安神宮です。距離的には八坂神社の方が近いのですが、

中央にあたるこの神社を最後に参拝することで、締めとしましょう。」


「わぁ~!す。」


班員は感動しているが、信幸は緊張していた。

なので、続くように歩き、そのまま結界に入ってしまった。


十二神将最後は天空。この存在は信幸にとって、

結界とは何かを教わり、十二神将最強の術師と認める高位の存在。


そんな信幸の目の前、開けた舞台の様な場所にその存在は静かに佇んでいた。


「来たか。我らの力を求めし、術師よ。さぁ汝の力を示せ。」


そう言って、天空は刀を正眼に構え。

挨拶替わりとばかりに、信幸が放った銃弾を結界で止めつつ、切りかかる。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

結界と剣戟、銃弾の応酬が続くが、信幸は決定打に欠けていた。

天空はその身を結界で守り、

その上、力を下げる結界を信幸に張ろうとするからである。

天空は自らの意図を読む信幸に感嘆すると同時に、

次次に結界を応用した技を見せる信幸に心が高揚した。


信幸は一拍目をつぶり、一息つくと目を開き、


「六合槍を。」


と言った。


「ほう。だが、槍では儂の結界は破れまい。」


「ああ。だから、とっておきを見せよう。」


そういって、信幸は天空の剣と結界を避けながら、

祝詞を唱えつつ、さらに自身に結界をはる。


「其の力、天と地を割きし力、我其の力を欲し、我其の物にならん。『迅雷』」


ーパリッー


信幸がかすんだかと思うと、天空の後ろに現れる。


ードゴーンー


大きな音とともに、砂煙がまう。


砂煙が落ち着くとそこには、槍が砕けて両手両膝をついて息をする信幸と

腹に黒い焦げ後のついた穴をあけて、刀に寄りかかって膝をつく天空がいた。


そして、天空は


「み、ごと。ぜ、ん、りょくのち、から、み、せて、もらった。」


苦しそうにそう言って、信幸をみる。

信幸は天空の魂を慌ててだし、喰らわせ腕輪の中へ入れ、眠らせた。


ーがやがやー


(見事だよ。信幸。)


その朱雀のねぎらいの言葉を聞いた信幸は、

天一にこっそりと治療をしてもらいながら、

残りの修学旅行を楽しむのであった。


信「な、に。終わっただと。」

紅「「やっぱり信兄は書きづらい。当分はなしの方向で。あと次回は1周年。

   何か書けたらいいな。」だって。」

信「流治----!!orz」

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