姫騎士メープル②
紅「まだまだ、私のターン!!」
信「くっ!」
ーバンッ!ー
「姫様大変です!」
「どうしたのレイ?いつも冷静なあなたらしくない。」
「王が!」
「お父様がどうかしたの!」
「一部の諸侯の裏切りにより、命を落とされました。」
「そ・・・ん・・な。」
私?が崩れ落ちる。
「どうして?そんな?」
「なんでも、すでに一部の諸侯が≪色欲≫と≪嫉妬≫で操られており、
同士内にあったとのことです。」
「やられたわね。例の首輪は付けた後に効果がでるもの。
つける前に操られていては意味がない。
前線の様子は?」
「すでにお味方の軍は将を失い瓦解し、
魔人たちは楽々と王都に向かっております。
また、おそらくですが、現在王都で守備をしているもの以外は、
≪怠惰≫の影響があるかと。
動きが鈍いのでまず間違いないかと。」
「なんてこと・・・。やられたわね。入念な計画ね。
王都はマーリンの結界で、操れない分、周辺を抑えたってこと。
すぐに私の近衛騎士とマーリン、ジンを会議室に。あと、各守備隊長を。」
「はっ!」
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私は、ぐるりと会議室を見回し、集まった人物たちの顔色を見る。
その中には、私の武器に宿る魂たち、そして、ジンと呼ばれた流治と、
マーリンと呼ばれた六花の姿があった。
(あー。私たちは生まれる前から一緒なのね。)
「皆、よく集まってくれた。あと、数日もすれば、
魔人共がこの王都に攻め入るだろう。
王都守備隊は、人民を誘導し、後方の村や、諸侯の町への避難誘導と、
王都の守備をお願い。
近衛は申し訳ないけど、私と共に前線へ。」
『御意に!』
「守備隊はすぐに、各自の部隊の編制を。
あと、近衛とジン、マーリンは残りなさい。
では解散!!」
ーガタッー
ータッタッー
「さて、家宰筆頭レイ、メイド長アン、暗部ユン、ユエ、ケイ、ヤン、
近衛、サラ、キョウ、マリー、レン、勇、クリス、ルーシー。
あなた達には本当に申し訳ないけど、私とともに前線に出てもらうわ。」
「何の。あなたが望むのなら、地獄にでも付き合って見せましょう。」
「ありがとう。ジン、私が死んだ場合は、
魔人の掃討と王位をあなたにお願いします。」
「王位はともかく。掃討は了解した。姉貴が死んだら、この国は終わりだよ。
だれもついて来やしね~。だったら、運命に任せるのがいいのではないかい?」
「その辺は、勝手にしていいわ。」
「了解。」
「マーリン。例の実験は?
「ここにいる13名は完了よ。本来なら、王にも行いたかったけれど・・・。
王の力はあなたに還元されたようだから、不要かもね。」
何を言われたのか理解はできなかったが、父の力が自分に宿ったと理解をする。
「ジンとあなたは?」
「不要よ。元々、ごく一般的な生物を私とジン、兄上、あなたのような
存在に近づける実験ですもの。」
「言っている意味が、分からんが、私たち義姉妹は
その実験とやらが要らないぐらい強いということか?」
「そういう認識でいいわ。ふふふ。」
「?まあいい。では、近衛の諸君、地獄に参ろうか!」
ーバンー
ーガタッー
「はい!我が主!」
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「行ってしまったわね。」
「仕方がないさ。これが運命ってやつだろう。
お前の言っていた通りにすべてが動いている。」
「魔人たちも愚かなことを、ここの繁栄は彼の王が優秀であったが故なのに。
ここを今更奪っても、意味がないとなぜ理解できないのかしら。」
「それが欲ってやつさ。目の前の光に飛びつかづにいられないのさ。」
「さて、ジン。私は湖に作った聖域を完成させます。
そこに後世に残したいものと、
すでに作った墓所をこの世界から隔離させます。
遥かなる未来の私たちが取りにくるでしょうから。」
「あいよ。ないとは思うが、とりあえず、俺はこの町の守備をする。
お前の予知では、御姉の神の裁きで相打ちで終わるんだろう。」
「ええ。その筈よ。」
「なら、魔人が入らないように結界の守備と掃討の準備をしようかね。」
そういって、その場から二人は消えた。
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紅「流からの伝言「ごめん。次回は信兄の話の予定だったけど、あまりにも描きにくいので、
今回の話を分割して、次回の話を作りました。信兄の話はまた今度で。」だって。」
信「Np~!!」




