魂たちの考えと本人の思い
信「今回は出番なしかな。」
紅「当分ないのでは。」
流治はだるい体を起こしながら、周囲を見回した。
白い壁、白い天井、白いシーツ、白いテーブル。
外から波の打ち付ける音が聞こえる。
(そうか。まだ病院なのか。)
今は、4月、入院して5か月が過ぎた。流治は入院が退屈になり始めた。
最初のうちは、朝からお昼まで、勉強をいやいややって、
プラモデルやパズル、読書をしたり、ゲームをして、退屈をしのいだが、
3か月も同じ作業をすると、なれて、効率的にできるようになってしまった。
最初の1か月は六花がいたものの、
その六花は検査で何も問題がないといわれ
退院してしまった。両親は15時をすぎないと誰もこない。
流治は退屈を紛らすために考えを巡らせた。
(僕は何をしたいんだろう。みんなは、僕の体が弱いから、
いろいろなことを言う。 運動ができないんだから、
しっかりと勉強をしろ。目まで悪くなったら大変だから、
ゲームのやりすぎや暗いところで作業をするな。時間を守れる人になれ。
約束したならしっかりと守れ。他人から物やお金を借りるな。
僕はそんなにできない子かな?役に立てない子かな?)
流治は考えれば考えるほど、落ち込んでいった。
<あ~。落ち込みやん。>
<こればかりはね。>
<解、無>
<ミズカラ、カイをミツケル>
<少しだけなら助けられるのでは?>
<難しいな。>
<少し、精神的な修行を行うか?>
<どんな?>
<そりゃ~。死にかけるのはどうだ。>
<まだ早いですね。>
<それじゃあ~。考えをかえて、知識を与えるのはどうだ。>
<知識を?>
<そう。俺ら知識を与えれば、それは、流治固有のものになって、
役立たずにはならないだろう。>
<そうですね。流治のシックスセンスと合わされば
面白いことになるかもしれませんし。>
<なら、今日の夜から、やってみるか?>
<<<異議なし。>>>
そんなことを魂が話をしている間に流治は別のことを考えていた。
(そもそも、僕の力って、何だろう。魂たちに聞いてみようかな?
家族のみんなは、それぞれ力を持っている。
秋姉は近接系のプロであり、火と大地。
信兄さんは遠距系のプロであり、植物と金属、雷。六花は精霊術。
父さんは確か格闘術と風と火と金属が得意のはず。
母さんは確か投擲術と植物と火と大地だっけ。
僕の力っていったい何なんだろう。そういえば、
六花の風の精霊が相性が良いって言っていたっけ。
とういうことは、風がつかえるのかな?)
ーコンコンー
「流治くん。検診だよ~。」
「は~い。」
「流治くんは大人しいから、看護婦さんたち助かっちゃう。」
「えへへ。」
「でも、なんか痛いところとかあったら、言うんだよ。」
「あっなら、2つほどお願いがあります。」
「うん?何?」
「え~と。嫌いではないんですけど、椎
茸がゆでただけで出てくるのは食べれないので、
何か別のにしてください。」
「あ~。それは確かに食べづらいわね。」
「あと、昨日の夜採血があったのですが、2回も失敗されました。
看護婦さんを変えるか先生にしてください。」
「あはは。それも言っておくね。」
「お願いします。」
「はい。異常なし。行動の制限が解除されているから、
ナースステーション前の身長体重計のところまで行こうか。」
「うん。」
<ふふふ。今日からびしばしいくぞ。>
ービクッ!ー
「どうかした?」
「ううん。何でもない。?」
信「流からの伝言「やばい今回の章は書くことが少ない。どうしよう」だそうだ。」
紅「side storyを勧めておいて。」




