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終末から始まる物語  作者: 風間流治
七不思議編
24/238

7つの怪談との対決(序)

紅「題名7つの怪談だって。」

信「微妙な題名だな。」

「さぁ!皆さん。風間流治君が、今日から、このクラスで皆さんと一緒に

 お勉強をします。皆さん仲良くしてあげてくださいね。」


「よろしくお願いします。」


「「よろしくお願いします。」」


ーーーーーーーーー流治が退院する少し前ーーーーーーーーーーーーーーー

ーじゃり、じゃりー


午前0時10分ごろ、神社へと続く街灯がない坂を黒縁眼鏡の顔の長い、

背の高い男性が、歩いている。


しばらくして、道の横のがけから生えた老木の榊の前に立つ。


「ふん、ずいぶん大人しいではないか。すでに朽ち始めているのに。」


<若造が生意気な。貴様を喰らうてやろうか。>


「ふふ、できるものならやってみろ。だが、やる前に一つ提案がある。」


<なんだ。人の皮をかぶった悪魔よ。>


「戯言を。この間、面白実験をしてな、堕ちるなら、お前を助けてやれる。」


<ほう?どんな方法だ。>


「坂の上に、小学校があるだろう。そこに通うガキ共の若い魂の一部を

 少しづつ喰らうのよ。そして、喰らった魂の隙間に、自らの魂を少しいれる。

 そうして、自らの”信者”を増やすのよ。」


<ほう。人間にしては面白い考えをする。>


「もう一つ、”物語”を使う。知り合いに協力をしてもらえば、作れるだろう。

 "物語"を流せば、大切にされるだろうよ。」


<ふふふ、それで、この苦しみから逃れられるのなら、安いものよ。

 喰らう量を調整すれば、そうそう悪霊になるまい。”物語”も面白いな、

 ”信者”を増やすのに一役買ってくれそうだ。ふふふ、ははは、面白い、

 面白いではないか。何が望みか、しらないが乗ってやろうではないか。>


(ふふ、楽しみですね。どこまで、強くなるのか。

 うまくいけば、私の息子を最強の術師に

 ふふふ・・・。精々、あの風間家の次男の力が何なのか、

 解明するのに役立ってください。)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

流治が小学校に戻って、約2か月がたった。

まだ、運動の制限を受けている流治は父に車で送ってもらっていた。


「どうだ、流治。学校にはなれたか?」


「う~ん。まだかなー。僕いじめられるんだ。」


「どうして?」


「遅くて、丸くて、力がないから。」


「そうか。でも、勉強はできるんだから、見返してやれ。」


「うん。」


(あ~。純粋だな~。)


<<そういう、あんたは擦れてるな。>>


(そりゃー。酸いも甘いもかみ分けられてますから。生まれたときに、

 自分が何者か知って、過去の自分の人生を見てれば、

 人生経験はいやでもつめるし。)


<<シックスセンスのデメリットってやつだな。>>


(ま~ね。でも、子供はこうでないとね。私は来年くらいからでもいいかな。

 小学校に通うの。適応できそうにないし。)


<<そうなりそうではあるな。俺らが戻れるのは

 来年の4月ぐらいになりそうだし。>>


<また、お前らはのんきな。>


<不穏。気配。>


<ガッコウにフクスウのイレギュラーがイルヨウデス。>


<流れがよどんでる。>


<空間のゆがみも感じる。>


<植物も何だか。嫌な感じがする。>


<土地に歪みがある。>


(秋姉さんがいるから、気にしなくても。)


<微妙な形で、浸食をしている可能性がある。>


(というと?)


<”物語”と魂の浸食の可能性。おかしいんだ。まだ、学校は立ったばかりなのに、

 学校の怪談の話が存在し、しかも、急に性格が変わる生徒が何人かいる。>


(何それ。後者は思春期とかじゃない?)


<<フレイアが問題を提起するということは、

 何か思いあたる節があるんだろう?>>


<流治を見ていて、感じたんですが、明らかに何かに違和感を感じています。

 特に理科室や視聴覚室、図書室が密集する4階と、放課後の食堂です。>


(どういうこと?)


<流治はトレースで、紅葉の超直感と信幸の神の目、正幸(父)の空間把握、

 幸代(母)の策謀を劣化版ですが利用できます。

 特に今回、空間把握を無意識に作動したときに、違和感に対して、

 恐怖し、避けています。うまく隠れているようで、

 紅葉の超直感にも引っかからず、また、気配も薄いのですが、

 流治は確かに無意識下で何かに恐怖を感じています。>


(弱さゆえの強さか。それが、浸食の可能性となにが、関係するの?)


<流治は復帰直後に先ほどの場所を訪れて、恐怖を感じたのです。

 学校の怪談の話を聞く前に。>


(なるほどね。怪談と恐怖を感じた場所、そして、複数のイレギュラー。

 それが浸食の根拠か。)


<ちなみに、3階と保健室はなぜが恐怖を感じていないようです。>


(どちらも、秋姉が、近くにいる場所ね。3階は6年生の教室。

 保健室は目の前で、秋姉がバスケやクラブ活動の陸上をしている。)


<相手も、強力な術者は避けていると思われます。>


ーキーンコーンカーンー


(お昼か。ねぇ。もし、その浸食をするとしたら、いつやる。)


<お昼は難しいですね。日が高いうえに、活力にあふれていて。

 やるなら、夕方4時以降でしょうか。>


(だよね。その時間なら、夜と夕のはざまだし、固有結界を張れば、

 境界をまたぎやすいし。あと夜か。人が少なければ、狙いやすい。)


<夜は、いくらなんでもないのでは。対象がありませんよ。>


(そうとも言えない。教師。特に男性を狙うことも考えられる。

 さぁ。どうしようか。学校の怪談はいくつ?)


<7つだと思います。>


(そう。なら、今度夜のお散歩をしてもらいましょうか。)


<<うわ~。家な予感。>>

紅「解説回?私名前しかでてないんだけど。」

信「お前はいいよな。俺なんか、中学生になったから、

  絡みがあるか微妙だぞ。」

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