表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
終末から始まる物語  作者: 風間流治
七不思議編
23/239

帰還

信「今回から七不思議を題材にして物語を作成中のようだ。」

紅「あ~。因縁の序章だったけ。」

『フハハ。さあ、さあ。その魂をよこしなさい。』


でっかい、女性の顔が舞台の上で、髪を振り乱しながら、言う。


「いやぁ~あ。怖いよう~。(T_T)」


流治は泣きながら、同級生たちの魂を抱えて泣く。


周囲には、動く人体模型と骨格標本、水着を着た血だらけのうろこの女性、

紅い服を着た女の子、人の形をした木、

継ぎ接ぎだらけでノイズがかかったのっぺらぼう、

包丁をもった紅いエプロンの男性が囲んでいる。


「エル・アル、いつまでこうしてればいいの~。」


<<泣くなよ。一応、お前の方が強いんだがな。>>


「そんなこといったって~。ぐすっ、ひっく。」


そんな様子を見ながら女性は思った。


(ふふっ。あの術師のたわごとを信じたかいがあったは。

 今回は上物ぞろいじゃないか。)


「六花~。」


(ふ~、どうしよっか、エル、アル。)


<<どうすっかな。あと、少しで元に戻れそうなんだよな。>>


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

あの、病院の一件から、半年後、流治はやっと、体調が回復し、

退院をした。


「流治なにが食べたい?味のない、食べ物ばかりだたから、

 おいしいものを食べよっか。」


「手巻き寿司がいいな。」


「じゃあ、今日の夕飯は手巻き寿司にしよう。」


「そうだ流治、お前のおじさんが、いらないコンピュータを置いていったから、

 あとで、遊んでみような。」


「本当、楽しみ~。」


「それでは先生ありがとうございました。」


「いや~。流治君は夜静かでしたから、楽でしたよ。流治君元気でな。」


「はい!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「お帰り流。」


「ただいま、信兄。」


「おかえり。」


「ただいま、秋姉。」


流治は、入院中見舞いに来てくれた、信幸と紅葉と仲良くなった。

この春、信幸は中学生に、紅葉は6年生に、流治は2年生になった。


信幸は、基本的に、店の手伝いをしつつ、叔父さんと仲良くして、

日々新しいことに挑戦をしている。


紅葉は近所や小学校では、頼れるお姉さんとして、活躍をしている。


そんな二人に、たまに勉強を教わりながら、入院生活を流治は送っていた。


入院中はテレビがないため、プラモデルや携帯ゲーム機、漫画、折り紙で、

時間をつぶしていた。


というわけで、家に帰ってきた、流治は、ずっとテレビを見ている。


時代劇、アニメ、特撮。


(いいな、必殺技とか。あと、忍者ってかっこいいな。)


(あら、流治も年ごろの男の子なんだ~。)


(え~と、忍者の動きってこんな感じかな。)


流治は見よう見まねで、気配と音のでない歩き方をしてみる。


(!どういこと?)


<<これが、流治のシックスセンスの一つ目、トレース。>>


(説明して。)


<<流治は、自分が欲しい、必要と思った能力や技術を、一度見ただけで、

 同じことができるようになる。今回は時代劇の忍者の体重移動、

 歩き方を完全にコピーしたな。>>


(それって、ある意味最強なんじゃ。)


<<ただしがつく、自分の筋力に見合わないことを行うことはできない。

例えば、塀を一っ飛びしたり、岩を持ち上げたり、豪速球を投げたり、だな。>>


(なるほど、病み上がりの流治では、動きまでが限界か~。)


<<まあ、筋力がつけば、今トレースしていることもできるようになるだろう。

あと、この能力の副産物として、人の行動・思考を先読みできる。

入院中に推理物をたくさん読んでいたから、どうやら、俺らを観察して、

ある程度のパターンを構築・予測できるようになったみたいなんた。>>


(推理?プロファイリング?)


<<そんなんだな。>>


(えっと。体力が回復すれば強いんでない?)


<<どうだろうな。体の一部が不安定なのは、治ってないみたいだ。

それに、俺らももとに戻らんし、しばらくは無理はできんな。>>


(あー。)


「手巻き寿司。手巻き寿司。おいしー。」


「ふふふ。良かったわね。」


「うん。」


「あとで、信兄とお父さんと遊ぶんだ。」


「応、コンピュータの使い方を教えてやんぜ。」


「父さんは簡単な操作しかできないだろう。」


「はじめはそんなもんでいいんだよ。」


「ポケベルも使いこなしてないじゃないか。」


「あははは。」


「ふふふ。」




信「翌日からあんなことになろうとは・・・。」

紅「昔からついていないよね。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ