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終末から始まる物語  作者: 風間流治
記憶と力
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閑話 魂の記憶と力の使い方

紅「今回は信兄の話か~。」

信「次回はお前の話だから我慢しろ。」

背の高い、知的な男が険しい顔で目をつぶっている

その男の後ろから、騎士の鎧をまとった女性が話かけた


「どうしたの兄さん」


「ああお前か。いや何、世界を見ていたのだか、このままいけば、

世界は自らの生命に殺されるのではないかと思ってな。」


「なるほどね。半永久のエネルギー。大量殺戮の力、大規模な自然を操る術。

今の力を応用すれば、できなくもないものね。」


べつの場所から、ローブをまとったきれいな女の子が現れる。


「そうなんだ、今はまだ彼らが気づいていないだけで、それができてしまう。

特に魔法を使えるものと、そうでないものが手を組めばその程度

造作もなくできる。」


また、別の場所から、不機嫌そうな男の子が現れていう。


「今は、使えないものの大半が虐げられているが、徒党を組めば、

彼らは賢くすぐに成長する。生命は楽をするためになら、知識を蓄積し、

使うのに長けているからな。」


「ではどうするのですか?」


「俺と妹の力で、世界を分ける。使えないものと、使えるもので世界を分ければ、

片方は成長が停滞し、片方は技術だけで成長をするだろう。」


「なるほど。ですが、それでは魔法がない世界は、少し不安定になるのでは?」


「ああ、法則の一部を失うからな。そこは考えている。使えるものを少数残す。

力は、魔法が残った方から取り出せるような仕組みを魂に仕込む。

その少数の中に、時折、我らが入り込み、調整をする。」


「影響を最小限にするわけですか。確かに、少数であれば、

調整ができそうですね。」


「やってみてからでも。調整ができそうですね。」


「そういうことだ。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「夢なのか。」


信幸は目を覚まし。独り言ちする。


夢にしては明瞭であった。


紅葉に似た女性に兄と呼ばれ、世界の発展に憂いていた男。


自分でもそう考えるであろう、選択をした男。


自分と”同じ力”を持つその男の記憶であろう知識が、目を覚ましても残っている。


「何だかな・・・。まあ、とりあえず、学校から帰ってきてから考えるか。」


ーーーーーーーーーーーーーーーー

夢の男は、雷と木を主軸に力を使い、武器は槍だった。


槍・・・。一番合わないと思うな~。と考えながら、六合に槍を借りる。


<主殿。何をなさるつもりじゃ。>


「ちょっと、気になることがあってね。とりあえず、

申し訳ないけど青龍、俺の見えないぐらい離れて、

木の的を用意してくれない。」


<よかろう。>


天空の固有結界は、距離が関係なく広くできるから、いいな。

俺だと、精々、一部屋を30坪程度まで拡張するのが限界なのに。

まあ、そんなことより、今は槍だ。

確かあの男の知識では、こうやって槍を帯電させて、目標を見て、

それで、マーカー?を付けて、そこに引き寄せるように、思いっきり槍を投げる?


ーブオンー


ーヒュー・・・・ー


ードゴーンー


「へ?いやいやいや。」


でかい雷が、落ちたような衝撃と音が響く。


<あ、あ、主~。>


「あっ。ごめんな。青龍。こんな威力があるとは思わなくて、

ちなみに槍は?」


<拾ってきましたけど~。俺の的は、炭化して、見るも無残に。

一応、主の無茶にも耐えられる制度で作成したつもりだったのですが。>


<儂の固有結界も危うく壊れるところじゃった。>


「あれ?そんな力を使っていないのに・・・。なんで?」


<どうやったんだ今の?>


「あっ。朱雀。いや、六合の槍に帯電させて、投擲しただけなんだけど。」


<何?そんなばかな。じゅ、十二神将集合。>


俺から離れて、何か相談を始めた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

<なあ。神将といえど神の武器に、ただの人が属性を付与できるのか?>


<いや聞いたことがないのう。>


<もともと、武器に付与されているならともかくな。>


<それ以前に、主が、武器に付与しているところを見たことある?>


<あれ、そういえば。>


<ありませんね~。>


<戦い方も、基本から出ない範囲で応用して戦っていたから、

実際の力の大きさがわからないのはあるな。>


<そういえば、この間、結界の補助をしていた時、ずいぶんと繊細にかつ長い間、

維持してましたよね。>


<そうだった。>


<そうだあの時、ずいぶんと俺たちの力と親和性が高かった気がする。>


<本当か?だとすると、主の力は神と同じということになるぞ。>


<一介の人間がそれはないだろう。だが、できてしまった以上、

主の力量を見直す必要があるな。>


全員で思考をめぐらすが、明確な答えはでなかった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ふむ。実験は成功だけど、威力が強すぎて、使えないな。

同じ場所に何度も打ち込みたいときは、使えそうだけど。

恐らく、弓矢じゃないと制御は難しそうだし。連射は難しいだろうな。」


十二神将が相談している間、信幸は、使えるシチュエーションを

考えるのであった。

紅「あれって、いわゆる”神の裁き”や”神罰”ってやつ?」

信「そうなんだよな~。知らずに使っちゃったんだよな~。」

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