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終末から始まる物語  作者: 風間流治
記憶と力
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目覚める力

紅「今回は、流治と六花が主役の為、私たちは出番なし。」

信「落ち込むなよ。」


白い壁、白いベット、白い天井、

ここは、病院のとある一室。

窓から月あかりが差し込み、松が影を作っている。

波がテトラポットにくだける音が心地よいが、

そんなきれいな音を汚す音が聞こえる。


『よこせ。その体をよこせ。』


いろいろな性別、いろいろな体系、いろいろな年齢の人が混ぜ合わさった何かが、

ドアの入口でうごめいている。


「気持ち悪い。なんだよあれ。」


(私たちの力を欲しがっている。悪霊の集合体よ。)


「あんなの、何も知らない人が使えるわけないじゃないか。」


(あれに、そんなこと理解できるわけないじゃない。)


この体を奪われたれら確実に世界は終わる。


さあ、どうしようか。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

六花が流治の力を封じた翌日、

風間家の両親は流治を検査のために入院させた。


とりあえず、六花と同一化したことによる

心身への影響がないか調べるためである。


その結果一つの問題が発覚した。


それは、流治が重度の病気を患っていることだ。

これは、血液検査と尿検査により発覚した。


その結果は、アレルギー性鼻炎、アレルギー性皮膚炎、

ネフローゼ症候群と免疫とホルモンバランスが崩れていた。


そこで、流治は、長期の入院を余儀なくされた。


検査が一通り終わった段階で、流治が目を覚ます。


「ここは?」


「目が覚めた?流治。」


「お母さん。ここはどこ?」


「ここは病院よ。昨日あなたが倒れたの覚えてない?」


「覚えてない。昨日の夕飯食べた後から覚えてない。」


「そう。昨日、流は初めて力を使って暴走させたの、

それを六花が止めてくれたのよ。」


「六花に、ありがとうって言いたいな。どこにいるの?」


「あなたの中よ。夢であったら、言いなさい。まだ、疲れているでしょう。

もう一度寝なさい。お母さんは、一度家に帰って、パジャマとか持ってくるから。

もう、お兄ちゃんだし、一人でも大丈夫だよね。また、お昼に戻ってくるから。」


そういって、流治の母は流冶の頭をなでて寝かしつけると、家に帰っていった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「りゅ~う~じ。」


「六花!」


「ふふふ。流治だ。」


「ありがとう。六花。」


「いいんだよ。流治と私は表裏一体。どっちかがいなくなっても

 ダメなんだから。」


「ここはどこ?」


「ここはね。流治の心の中。私たちの一族はこの場所から異界の力を引き出すの。

 ほら、あの扉みないのがそうだよ。流治はその力が私と反対だったから、

 私がここで、ちゃんと力が使えるようになるまで、

 見張ってなければならないの。」


「じゃあ。がんばって、力を使えるようになるよ。

 そうすれば、六花とまた、一緒にごはんを食べたりできるんだよね。」


「ふふふ。楽しみにしているよ、流治。でも、流治だけが頑張ってもだめなんだ。

 私も頑張らないと。ねぇ。流治あれが何だかわかる?」


そこには、不思議な文様とお寺の門のようなものがあった。


「わからない。」


「あれはね。実は私もよくわからないの。でも、あれを開けないと、

 流治は力を使いこなせないことは、わかったんだ。」


「でも、どうやって開けるの。」


「そこなんだよね。まあ、気長にやるよ。」


「う~ん。僕も何かわかったら、六花に教えるね。」


「うん。期待してる。そろそろ、起きたら。もうすぐお昼だよ。」


「うん。またね六花。」


「またね、流治。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「おはよう流治。」


「おはよう。お母さん。六花にお礼言えたよ。」


「そう。良かったわね。そうそう、流治の病気なんだけど、先生に聞いたら、

 当分入院が必要なんですって、まだ、点滴もしているし、

 お風呂も食事もできないけど、我慢してね。」


「うん。わかった。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「さてと。流治にはよくわからないって言ったけど、

 これ記憶の門だと思うんだよね。

 文様は精霊の属性に関連しているんだと思うんだけど。

 とりあえず、がんばってみますか。」


紅「次の話こそはもふもふとかわいいがたくさんありますように。」

信「当分シリアスだと思う。」

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