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終末から始まる物語  作者: 風間流治
裏世界の流治
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裏世界旅行記④

「さて行くぞ。」


「「「「う~す。」」」」


「でもなんで、疲れてないの?」


「飛んでんからな。」


「歩かにゃければよかった。」


「俺は精神的に疲れたよ。」


「ほら行くぞ。エレイン頼む。」


「はいはい。」


そう言ってエレインは入ってきた時と同じようにライに近い容姿になり、

ドアのロックを解除する。


そのままライの容姿で空いた部屋に入り、皆を先導する。


<ここまできてしまいましたか。>


流暢な声が部屋に響く、


<悪意は・・・。無さそうですね。学者や兵士でも無さそう。

 不快な感情も感じません。うーん。まあ良いでしょう。

 近くへどうぞ。そのまま真っすぐです。>


そういわれ、真っすぐ進むと壁に埋め込まれた人形があった。


<ようこそ。私のドールハウスへ!

ご用はなんでしょう?>


「なんか思ったのと違うけどとりあえず、

 提案が1つと、確認が2つだな。」


<ふむふむ。>


「確認したいことの1つは迷い人がいたみたいだが、どうした。」


<彼ら困っちゃうんですよ。勝手に部品持ってくし。

 しかもとるもんとって元来た道を戻って帰っちゃうんです。

 癪だから、少し記憶をコピーさせてもらって、知識や知恵をもらったんです。>


「なるほど、だから近代的なんだな。2つ目はなんでこんなところで、

 過ごしているんだ?」


<この姿だと人の中で過ごすのが大変になってしまって。

 眷属を生み出したら、恐れられてしまって。>


「ところで、何でその姿なんだ?」


<それは、元々はゴーレムだったんですが、

 ある女性魔法使いが、コアだけぬいて、

 人形に埋め込んで、人形劇みないなことをして

 旅費を稼いで旅をしていたのです。>


「ここにいる理由をも少し詳しく話してくれない?」


 <旅の途中である時商人の娘さんに売られたんですが。

  しばらくは大切に扱ってくれたんです。

  で、ある時に流行り病で商人の一家が死んだときに、

  燃やされそうになったので、どうにかこうにか、浮いたり、

  這ったりしながら、ここまで来たときに、

  洞窟があったので、眷属を生み出して、色々と改築したんです。

  それがえーっと。100年ぐらい前ですかね。金属が手に入ったので、

  時折迷い込む人たちからアイディアや知識をもらって

  快適な環境にしたんです。

  でもーあのゾンビや死霊、怪物が集まるようになってー・・・。>


「あー。それは恐らくだが、神隠しや人形擬きの話を聞いた人たちの思いが

 形になったんだな。

 恐らくここは洞窟ではなく。ダンジョンだぞ。」


<あー!それで、何か。眷属が作りやすかったり、建物が増えたりしたんですね。>


「今さらかよ。」


<えへへー。>


「提案はここごと俺らと一緒に来る気はないか?もちろんこの施設だけだが。」


<地上部分はもっていかないということですか?それならいいですよ。

 でもなぜ?>


「実は、今この世界に種族を殺して回っている奴がいてな。

 それだから、保護したい。」


<はぁ。なるほど。ではお願いします。>


「では、始めよう。流、例の端末を。」


「これ?」


そういってPDAを取り出す。


「ああ、中に箱庭を作って、そこにこの空間を入れる。」


「おーすごい。」


「やるぞ。」


そういって、エンデが手のひらを向かい合わせて、くるくると回転させる。

すると空間に違和感がはしり、気付くと流だけが何もない洞窟に残された。


「あれ?」

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