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終末から始まる物語  作者: 風間流治
裏世界の流治
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裏世界に呼ばれて

光が収まり、目の前を見ると同じトーテムポールの前だった。


「なんだったんだ。」


「おおおおお!」


「うお!」


すごい雄叫びが聞こえ、驚いて振り返る。


そこにはスラっとした獣耳や耳の長い人たちが歓声を上げていた。


「チッ。五月蠅いな。」


横から聞こえてきたいつものエンデの声にふと周囲を見回すと、

自分に似た男女11人が耳を塞いで、蹲ったり、眉間にしわを寄せ立っていた。


「えっ。」


流治は現状を理解するのは、歓声がやむころだった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「はて?ゲートに最も近い一人だけを召喚したはずなのですが、

 なぜ12人も。しかも人でない方が大半のようですが・・・。」


「それは私が説明しよう。恐らく、そこの人間が召喚された際に、

 たまたま、魂の波長の合う存在が近くの世界のゲートのにいて

 巻き込まれたんだろうよ。」


エンデがそう嘯く。


「ほー。そんなこともあるのですか。随分と博識ですな。

 まー皆さんよく似とりますし、そうなんでしょう。

 それにしても、落ち着いておりますな。

 大概の方は元の場所に戻りたいと騒ぎますのに。」


「あ、結構巻き込まれてるんで。」


「そ、そうですか。」


流治の発言に少し引き気味に代表が反応する。


「で、何で召喚をしたんすか。」


「こほん。そ、それはだな。」


代表はどもり、説明をしようとしない。

それを見かねた巫女らしき少女が口を開く。


「精霊と神にこの世界で不和と混沌をまき散らすものを退治してほしいと

 お願いしたところ、あなたたちが現れたのです。」


「何もんだ。その不和と混沌をまき散らすものってのは。」


「それが、よくわからないのです。

 町や村にそのものが現れると、人々が争い、そして生き残ったものが、

 ある場所へと旅立つそうです。

 遠目でみたものの話では、黒く形の定まらないものであったとか。

 その存在が明日この町に来るとのことで、その前に召喚を行うようにと、

 占いの結果にあったので、実行したのです。」


「なるほどね。」


(エンデ、エル、アル、フレイ。どう思う?)


(恐らくは世界の意志が助けを呼ぶようにけしかけたのでしょうね。)


(そして、あのトーテムポールを媒体に召喚。本当になにもんだろうな。)


(世界は改変も行ってそうですね。)


(エンデは大人しいね。)


(あ、ああそうだな。)


念話で、話し合いをしたが、エンデの様子がおかしい。


(エンデ?)


(流。後で説明するよ。)


「あの~。どうかしたのですか?」


「いいや。そんな相手に勝てるのか不安になってね。

 取り敢えず結界の強化を行いたいから。

 町の中央と外周を案内してくれるかな。」


流治は念話をごまかしつつ。やれることから手を付けることにした。


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精神系、空間系の魔法及び能力の発動を検出・発動の阻害をする結界を張り、

明日までの自由時間を貰った。

結界を張る作業は空間系だったこともあり、エンデが主動して張ったのだが、

どうも様子がおかしかった。


部屋で思い思いに過ごすしているとエンデから念話をしてきた。


(流、自己紹介をするふりをしつつ、みんなに念話を接続してくれ。)


流治は言われた通りに、自己紹介をしようと、皆を集めつつ、

念話を繋ぐ。

流治が、つなぎ終わったとエンデに合図を送ると、エンデは話始めた。

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