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終末から始まる物語  作者: 風間流治
裏世界の流治
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ホームステイ③

4日目


今日は劇を見に来ている。

テントにパイプ椅子、手作り感が半端ない。


「なんの劇だっけ?」


「すみません。聞いてないのでわからないです。」


となりの辰巳が聞いてくるが、一番上の兄がでる劇としか聞いていないため、

何の劇かは聞いていない。

だが、横断幕に書いてあった気がするが、なんて書いてあったか読めなかった。


(結局全編英語で何の劇かわからない。)


(おいおい。横断幕に『Anne of』って書いてあっただろう。)


(だから?)


(絵本を読んだことがあるだろうが!)


(えーっと?)


(あのな、カナダでアン、劇とくれば『赤毛のアン』だろうが!)


(あっ!)


(本を読んでいなくても、察してほしいわ。

 役者さん、赤毛のかつらかぶっていたし。)


(あはは。)


エンデに指摘され、やっと流治は何の劇かは理解したが、

結局劇の内容はこれっぽちも理解できなかった。

その後、劇に出演していたホストファミリーの家族を紹介された。

紹介後、周囲を見ると何人かのグループが来ていた。


(何人か来ていたね。)


(そうだな。どうもこれも研修の一環だった部分がある。)


(なるほどね。)


その後、昼ごはんを買って家に帰ったのだが、

そこで、流治はチキンバーガーなるものを始めてみた。


(チキン?マックやケンタッキーではなくて?)


(そう、チキン。)


(おいしいの?)


(ふっ、冒険も必要さ。)


(その言葉ならやめとく。ハンバーガーとフライドポテトにしとく。)


流治はエンデの言葉に不穏な感じを受け、無難に行くことにした。


「えーと。あれ?ポテトは?」


(事前に調べておけよ。フレンチフライだ。)


(へ~。)


(おい!ハワイ旅行で勉強したんじゃないのかよ。)


(そうだった。)


エンデに突っ込まれて、流治はやっと、注文を終える。

ただ、流治は気付かなかった。

めんどくさくなって、頼んだハンバーガーが

チキンサンドになっていることに。

帰って食べ始めた流治は、結局苦手なマヨネーズとピクルスを

我慢して食べることになる。


その後流治は絶対今後はホットドックにしようと心に決めるのであった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

5日目


今日は日本料理を振る舞うことになっている。


「辰巳さんは何を作るんすか。」


「ちらし寿司。風間は?」


「素麺すね。」


話しながら、荷物から食材をだしてキッチンへと向かう。

ホストファミリーの母親が待っている。


『どうぞ。』


『ありがとう。では、料理します。』


そういって、流治と辰巳は始める。

流治はゆでて、つゆを薄めるだけ

辰巳はゆでたパックごはんを混ぜるだけ。

二人ともものの30分程度で出来上がった。


『できた。』


『では、食べようか。』


最初食べ方を見せていたが、途中から、ホストファミリーは、

麺をどんぶりに入れて食べるようになった。


(やっぱ、大味。)


(だよなー。)


寿司はそこそこの人気のようだ。


(ちょっと薄味?)


(かもな。さっきより取り分ける量が少ない。)


さすが欧米といったところか。

大味がこのまれるようだ。

そういえば、お菓子にしろ、チキン料理にしろ、はっきりとした味が多い。


流治は自分の持病がこのホームステイ中耐えられるのか心配になりながら、

自分の分の食事を終わらせるのであった。

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