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まぁだだよ

作者: 輪

もういいかい、もういいよ


夕暮れ時、烏が鳴く。もう直ぐ遊ぶのをやめてお家に帰らなきゃ。最後の一回が始まった。

あの子の家の台所から肉じゃがの、あっちの子の家からは魚の焼ける匂い。あぁ、お腹が減った。早く見つけてくれないかな。美味しいご飯にあったかいお母さんの声、ぐっすり眠って明日もたくさん遊ばなきゃ。

ガサリ、

みぃつけた

耳元できこえる。

見つかっちゃった。見つけてもらえた。……こんな声の子いたっけ?


逢魔時、烏が鳴く。さぁ帰ろう。

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― 新着の感想 ―
[一言] 場面設定はおもしろい。物語の最後もうまく締めている。ただ、かくれんぼをしているのだから、登場人物は子供のはずなのに、語り口は大人っぽく、説明的なのはどうか。状況の描写ももう少し密にしたほうが…
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