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第七回 人に人を紹介する

 今回は何だか緊張しました。毎回色々と感情が変化するのを実感します。ロールプレイも二回あったし、とんちんかんなことを言って困らせてるかも……と思ったことも二回。冴えたコメントも出せなかった(そんな必要はないのだけど)、少しモヤモヤする回だったかもしれません。今回も一人が途中から来て三人揃いました。


 私が始まりの会を担当しました。一分間スピーチは私から。今回は原稿を何度も書き直すのが面倒だなぁ、と思い始めたので、テキトーに文章を書いて、頭の中で「これとこれを話そう」(一分間なら大体二つくらい話題を用意すればいいと分かってきた)というのを決めて何度もグルグルと考えて臨みました。日曜日に祖父母の家に行ったこと。そこで麻雀牌を使った神経衰弱をやったこと。トランプでやる神経衰弱より難しいのです。でも麻雀のルールを知らない祖父母も参加できるのでかなり盛り上がります。四回やって二回勝ちました。ただし(今回は途中参加した)兄にはほとんど勝てません……。それから卓球をやったことも話しました。無料の卓球台が置いてある場所があって、そこでやりました。ラケットの持ち方と打ち方がおかしいので兄に教えてもらうのですが直りません。二十分で声がガラガラになってしまいました。

 他の方の話は、工事の人が来なかった話、群馬のどこかで仕事抜け出して時間見つけておまんじゅう屋に行ったら売り切れていた話、マラソンを沿道で応援した話、マラソン大会に参加した話……と覚えていた方かな、と思います。


 今回はウォーミングアップに「絵しりとり」をやりました。ホワイトボードに絵を書いてしりとりしていくゲームです。もちろん声を出して教えてはいけません。

 リンゴ→→ゴリラ→→ラッパ→→パンダ→→ダーツ→→釣り(←私)→→始めに戻る……と見事にループさせることができました。特に狙った訳ではありませんが、なんか感動です(笑)。本当はもっと続けるつもりだったみたいですが、綺麗に終わったのでこれ以上やりませんでした。


 できていることリスト。起床時間、八時台一回、九時台二回、十時台二回、十一時台一回、十二時台一回。あーあーって感じですね。冬は辛い……。


 本題です。人に人を紹介する時の練習をします。まず紹介する人と情報交換してプリントに記入していきます。男性スタッフと組になってやったのですが、「出身校」の欄は「退学したんですけど……」と言ったら「書かなくても大丈夫」と気を利かせてもらいました。実際、履歴書に書く時はどうするんだろう……。でもそれは多分退学って書いた方がいいんでしょうね。「特技」の欄も全く思いつかなかったのでお互い空欄にしました。


 ロールプレイその一。まず悪い紹介の例を見ます。話が長かったり、容姿の話をしたり、モテモテとか知らんわそんなの、といった話をしたり……。あまつさえもう一人を紹介しないという暴挙。これを改善するには簡潔に! 容姿の話をしない! 云々! ということでやってみました。

 母にSSTのメンバーAを、SSTのメンバーAに母を紹介する時はどうするか。SSTメンバーのA「こんにちは!」私「こんにちは、こちら母です」母「こんにちは」私「こちらSSTメンバーのAさんです」という感じです。もちろん母役もA役もスタッフ。良いところは「母を紹介するタイミングが早めで、誰だろう、と思っていたので安心した」だそうです。


 休み時間。男性スタッフとマラソン大会について雑談しました。なぜ走るのか?(ノリだそうです。微妙に間があったので、ちょっと失礼な質問だったかな~)マラソン大会は毎年やっているのか? 等。「母が、一週間に三回7000歩以上歩くのを二週間続けたら、1000円以下の本を一冊買ってくれると約束してくれたのだが、面倒で一回も歩いていない」ということを言いました。「そもそも本はどうやって手に入れているの?」という話になって、「おばあちゃんとおじいちゃんから時々貰えるお小遣いが唯一の収入源です」と答えました。何を聞き間違えたのか「本を貰うんですか?」と言われ「いや、お金です」と言いました。とはいえ、昔からの貯金もあるので、最近はよく切り崩して使っています。この貯金がなくなる前にバイトを始めないと……逆にギリギリになるまでやらない気もします。遠い将来のことより切実なのは本を買うお金の問題かもしれません。図書館もよく使っているんですが、どうしても置いていない本はあるので……。


 ロールプレイその二。職場の上司とレストランで食事。そこに学生時代の友人が現れる。紹介してみよう、というもの。やってみましたが我ながら声が小さい……どうすればいいのか自信がなかったのです。参加者がやるのをみて、感想ではなく、「職場の上司の○○部長という言い方はこれでいいんですか……?(←なぜか重複表現に感じてしまい、咄嗟に言ってしまった)」と質問してしまい、スタッフをやや困らせてしまった感じがします。

 紹介する時はどちらの顔を見るか、上司に友人を紹介するのに「友人の○○です」と言うべきか「友人の○○さんです」と言うべきか、などの意見が出ました。紹介する時はどちらの顔も等分に何回か見る、さん付けしない方が親しい感じがする、という結論がなんとなく出ました。実際どうなんでしょうね?


「電話で困ったことはありますか?」と聞かれたのですが、その時はなんと言っていいか分からず、「うーん……覚えてない……」と答えてしまいました。これにもスタッフは少し困っている感じがしました。実際はNTTを解約する時に(そういうのは本当に苦手というか無理なのですが、その時は家族にやれと言われて……)オドオドと質問したら凄く不審そうな声で対応されたのがトラウマです。でもこれも説明しづらいんですよね……そうなった背景を説明するのが難しいので。


 最後の感想。「紹介することがあまりないので練習できて良かったです」と言いました。もう、これくらいしか言うことがありませんでした……。


 宿題は一度聞いてもいまいち理解できなかったので、終わった後に教えてもらいました。「紹介プリントの空欄を埋めて、家族か誰かにその人を紹介してみよう」ということでいいんでしょうか。とりあえず組になった男性スタッフの情報をプリントに書いて、迎えに来た父に紹介してみました。これがまた難しい。言い出すのが難しかったです。父がJINSの眼鏡は保証が半年ついているので悪くない……みたいな話をしている時に「いつ言えばいいんだ、こんなこと……」とやや悶々としました。話が途切れたので、唐突に「今から宿題があるから紹介するよ」と言ってみました。「彼はSSTのメンバーで……」「SSTって何?」……娘がSSTを受けているのを知らなかった模様です。マラソン大会の話題になるとちょっと話が広がりました。宿題が出たからにはきっちりやらないと、と思っているので、紹介できて良かったです。


 さて、来週はいよいよ、というか早くも第八回です。いつものSSTの後に、二十分くらい職業センターの人が話してくれるそうです。しかし、聞きたいことが聞けるかよく分かりません。なんとなく、私が聞きたいと思っていることとは話の内容が違うような、そんな予感があります……本当になんとなくですが。

 

 



 



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