表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/10

第五回 自分の感情を知る

 今回は駄目な感じですね……。行きたくないなーとは思わなかったのですが、楽しかったなーと思うこともなく、心が凄く平坦でした。第一回の状態の次くらいに駄目な回だったんじゃないでしょうか。モソモソした喋り方になってしまったし、言いたいことが喉につかえる感覚も戻ってきてしまったし……。率先して何か言おうとする意欲が全く湧いてきませんでした。そして、言うことを強制されている感じを受けることが二回ほどありました。斜に構えた態度が復活か……ちょっと良くないですね。心なしか、二週間ぶりのSSTにスタッフもどんよりしているように感じました。皆疲れているような……。今回は一人途中参加で、三人揃いました。


 できていることリストもちょっと良くないです。起床時間は八時台二回、九時台二回、十時台三回って……、戻ってます。寒くなってきて布団から出られないのもあるんですが、何より悪い意味で緊張感がなくなってしまったようです。駄目な方の慣れですね。頑張る! という気持ちが嘘のようにありません……。これはマズいです。どうにかしないと~。

 

 一分間スピーチ。父と母と一緒に車の点検に行った話をしました。ダイハツです。行くとお菓子と飲み物がタダでもらえるのでついて行くのです。キャラメルミルクティーがとても美味しかったです。タントに試乗したら、後ろの座席が高くなっていてバスみたいな乗り心地でした。今は二色になっている車が流行っているけれど、キャンバス(昭和っぽいCM……嫌いじゃないけれど)は二色にすると六万円も高くなる、と知って驚いたことを話しました。「二色?」とよく分かってないスタッフ、「屋根の色が違ったりするんだよね」とフォローしてくれるスタッフ。でも総じて、あんまり車には興味がない様子でした(笑)。そういう私も本当に最近「(スズキだけど)ハスラーって可愛いな~」と思って町でハスラー探しして遊んでる程度にしか車に興味はないんですけどね……。

 今回のスピーチもほぼ原稿暗記で、何も見ずに言えました。一分には少し満たなくて、「以上です」と終わらせてしまいましたが……。

 他の方の話は「社会人運動会に出て筋肉痛」くらいしか覚えていません(笑)。聞き取れなかったのか、テーマが一つじゃなくて、いまいち要点が分からなかった話が多かったせいか。本来は気負って話す必要がないので、それが正しいんですが……。


 今回はゲームはありませんでした。その代わり皆でストレッチをしました。アキレス腱を伸ばしたり、かかとで立ってみたり。何だか上の空でやりました。


 本題に入ります。まずは「こんな時どのくらい○○な気持ちになる? 皆で比べてみよう!」です。目盛り(0~100%まで)が書かれた大きな紙の上に人形を置いて、他の人とどれくらい感情が違うのか確かめてみます。まずは「どのくらい嬉しいか」。

1.昔の手帳から二千円出てきた→私は80%嬉しい、にしました。直感です。

2.好きなアイドルがテレビに出ていた→10%

3.母に「あなたは大切だ」と言われた→20%

 どうしてその%にしたか、というのを順番に発表していきます。1はいつも金欠だから。100%じゃないのに特に理由はない。2はアイドルに興味ないから。(なんか主旨が違う? けど、質問はそのまま受け取るのが正しいですよね、と意地を張ってみる。)「テレビは好きじゃない?」と聞かれ、「いや、好きですけど、ずっと見ることがないというか……(モゴモゴ。いや、ずっと見ている時はあるんですけどね……。そうじゃなくて、ずっとの付き合いをするわけじゃないっていうか……テレビは終わったらすぐ忘れるから出演者に興味はないというか……いや、あるんですよ。好きな芸能人とかはなんとなくいるし。うーん、なんというか……自分でもワケ分かんないこと言ってるな~って思うんですけど……)。3は、口で言われるのはムズムズするから。

 次は「どのくらい怒りの感情が湧くか」。

4.勝手に自分の物(仮にペン)を使われた→90%

5.人ごみで足を蹴られたり踏まれる→20%

4はね、私は物に対する執着がかなり強くて、物集めとか大好きなんですよね。だから、「え~! なぜ使うんだ!」とカチンとくると思います。家族でもそういうことはあるので……。5は故意じゃないなら別に大丈夫というか、そんなことで怒っている自分に自覚的になって抑えようとすると思います。他人だから許せるところがあるんでしょうね。

 目盛りの上に人形を並べてみると、全員の感じ方が随分ばらけるので驚きました。3でめちゃくちゃ嬉しい人とか、5でかなり怒る人とか。えー、そうなのか……という感じです。4で、自分が大切にしている物は持ち歩かないようにしているというスタッフがいて、ああそれはなるほどな~と感心しました。

 

 休み時間。参加者と男性スタッフが映画の話で盛り上がっているのをなんとなく聞いていました。「君の名は。」「デスノート」……私、映画館に行ったことがないんですよね。母が映画館嫌いなので、家族で行くこともないし。というか高すぎるし。そして、アニメ・映画・漫画等、知っている者同士がする会話って他人に疎外感与えるよな~と感じました。アニメ漫画オタクの友達が多かった非オタク(私)なので、中学高校大学でもそんなのはいつも思ってたんですが、なんかそれがぶり返して懐かしいような甘酸っぱいような……(?)。でも会話ってそんなもんですよね……。どこかで誰かの疎外感を呼び起こしてるんだろうな~。


 次は「どんなことに不安を覚えるかチェックシート」。色んな項目があって、不安を感じる場合は丸を記入して、手を挙げていきます。「大切な用事がある日の前日、なかなか寝付けない」とか「他人からどう思われているか気になる」とか「財布を忘れた」とか、不安になるなる! って項目が並んでいて、ほとんど丸になってしまいました。ただ「嫌な夢を見る」には誰も手を挙げなくて、うん、それはなぁ、となんだか和みました。なんでこんな夢を見るんだ? って不安になることはよくありますけどね~。

 その他に自分が不安になることは何か、と聞かれ、これまた芸もなく「車に乗ると事故に遭わないか不安」と答えました。本当は「父と母(というか母)がいなくなったらどう生きていけばいいのか分からない」とも言いたかったんですが、大きすぎるかな~と思ってやめました。でもこれ、結構切実な問題ですよね。仮にお金があったとしても、社会の仕組みや事務処理を全く理解していないので、一人になったら本当どうしようもないと思います。これはどうしても考えてしまうことの一つです。ただアドバイスする方も困惑してしまいそうなので、言ってもしょうがないか、って諦めました。


 最後は「不安になるとどうなる? その対処法」。不安を感じると体に起こることを一つずつ言っていきます。私は「喉が渇く」と言いました。眉間にしわがよる、汗をかく、とか色々出ました。バイトの面接で緊張しすぎて物凄い頭痛に襲われたことがあるのですが、それは言わずにおきました。

 不安の対処法は? と聞かれたんですが、そんなものありますかね? これは無理に答えを引き出されている感じがしました。一応ペット(ファンシーマウスとか文鳥)と遊ぶと癒される、とは言っておきました。しかし、ネズミを飼う発想がなかったらしく、スタッフに「ネズミのぬいぐるみ?」と言われてビックリです(笑)。

「パニックになるとどうなるか、その対処法」も聞かれました。私は「そのことばかりが頭の中をぐるぐる回ってずっと考えてしまう」と言いました。これは実体験で、他にも母に電話やメールをしまくる、自転車で建物の周りをぐるぐる回る、ということもあったのですが、それはその時の状況を説明するのが難しかったので言いませんでした。また、このパニックについては「フリーズするor怒るor泣く」というタイプに分けたかったみたいで、「ということはフリーズするってことかな?」って感じで型にはめられそうになったのがちょっと納得いかなかったかな……。次に聞かれた対処法についても、「そんなものがあったらとっくの昔にやってるわい」なのに、「でも自然と何かやってるはず」と言われるので、うーんと困ってしまいました。不安な時に読書しても文字は入ってこないですし……。リフレッシュするために何か食べたり外に出たり、という意見が出て、ああ、それは確かに……と思ったんですが、なんか自分にはピンときません。

 

 今週はロールプレイはありませんでした。といっても、特になんの感情も湧きません(笑)。


 最後の感想は「不安や喜びの感じ方が人によって全然違うので驚きました」と言いました。模範的ですね。他に二人同じようなことを言っていました。

 帰りの会は私が担当。モショモショ喋ってしまいました。今まで学んだことの意味を考えてしまいますね……。「他人と喋る機会としてSSTは重要である」と思ってはいたんですが、なんかそんなふうにも思えなかった、というのが今回の本音です。気分次第でコロコロ変わるんでしょうけれど……次回もこんな気持ちだったら嫌だなーと思います。

 

 宿題は目盛りの書かれたプリントに「不安に思ったこと、その%を書き込む」というもの。来週までに不安に思ったことを探さなくては……。何でもいいのかな。部屋でペットのウズラを散歩させる時、ウズラとカーペットの色が同じなので踏むのではないかという不安(この不安を意図的に覚えることで絶対踏まないぞ、という意識を脳に植え付けるのです)、ケージから出しているのを忘れて踏みそうになったこと(トコトコ自由に歩いているのをどうしても皆忘れそうになるので、普段は家族同士注意し合います。しかし今日は私が一人になる時間があり、ヒヤッとしました)、が今回のSSTを終えてまず始めに感じた不安だったのですが、凄く説明しにくい……。それにそういうのを書いて欲しいんじゃないんだろうなぁ……。まぁ、他のも探してみます。


 


 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ