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銀河☆伝説  作者: MMPP.Key-_-bou


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突破強行

 アリウスは、まるで舞台の主役であるかのように、冷たい微笑みを浮かべる。


「スタージアス艦長、まだ茶番かな?君たちの優柔不断こそが、君たちの犠牲を増やしている」


 その優雅な口調は、敵の苦境を見下す傲慢さに満ちていた。


 アイリスは怒りで全身を震わせ、叫んだ。


「ふざけるな!ショウ!最短突破ルートを確定しろ!遅延は許さない!」


 戦術参謀ショウ・アルデインは、眼鏡を押し上げ、即座にデータを吐き出す。


「(震えながら)敵艦隊シールド、一瞬の収束ブレを確認!光速1.05で突入します!」


 補給担当トム・ベリック(髭)は、がっしりとした体格を縮ませ悲鳴を上げながら叫ぶ。


「増援は?待ってたら死ぬぞ!俺たちは民主主義の犠牲かよ!」


 アイリスは、制服に包まれた小ぶりな体躯を奮い立たせ立ち上がり、怒りを込めて叫んだ。


「全艦、この遅延を覆す!補給ライン破壊を強行する!」


 銀河中央戦域。


 超帝国エンペンツォ最強のエース、ルナリア・ヴァレンティアが投入された瞬間、戦況は一瞬で絶望へと傾いた。


 艦長アイリス・ラフィエルは、夜明け前の空のような銀髪のショートボブを乱し、喉が枯れるのも構わず叫ぶ。


 「全艦、警戒!奴が来る!」


 副官ユリ・フォン・ステインは、冷静だが、声に焦燥が滲む。


「艦長、帝国エース、ルナリア・ヴァレンティアです!彼女の機動特性は常に進化する為、既存のデータが役立ちません!」


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