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銀河☆伝説  作者: MMPP.key-_-bou


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10/12

議会承認と団結

「右翼小隊、第4艦が…消滅しました…」


 ユリの声が震え、濃紺の軍服のポケットにあったチョコの袋を強く握りしめた。


「…嘘でしょ」


 アイリスの顔から血の気が引く。


 戦術参謀ショウ・アルデインは、青白く神経質な横顔を歪ませながら、すぐに次のデータを出した。


「敵の攻撃パターン、完全にルナリア仕様に切り替わった!奴は、我々の動きを読んでいる!」


 アイリスは、制服に包まれた小ぶりな体躯を奮い立たせ立ち上がり、犠牲の怒りを込めて叫んだ。


「ショウ!全戦術を再構築!リナ!全小隊に個別指示!生きて、全員、生き残るぞ!」


 ルナリアの猛攻にさらされ、旗艦「ルミナ」は極度の危機に瀕していた。


 補給担当トム・ベリック(がっしり体格、髭)は、破けた作業着の下に強靭な肉体を震わせながら、悲鳴を上げる。


「エネルギー、赤ランプ点滅!艦長、保たない!」


 彼の楽天的な表情は完全に消え失せていた。


 その時、副官ユリ・フォン・ステインは、漆黒の三つ編みを激しく揺らし、知的な銀縁のメガネの奥の目に興奮と安堵の涙をにじませながら叫んだ。


「艦長!議会承認!下りました!近隣惑星連合艦隊、到着までカウントダウン3秒!」


 彼女の感情の読めないような無表情が、初めて崩壊した瞬間だった。


「うおおおお!マジかよ!」


 艦橋内に歓喜が爆発する。操縦士カイ・リヴァーンは、屈強な体躯を大きくのけ反らせて奇声を上げた。


 窓の外。青緑の艦隊が、集中光子砲で帝国軍の戦列を一瞬で分断した。


 砲撃担当ミア・カーディアは、桜の花びらを散らしたような鮮やかなピンクのショートヘアを振り乱し、「増援キター!愛してるぜユリ!」と叫んでパネルにキスをした後、興奮の絶叫と共に連射ボタンを叩き続ける。


「連射!連射!神様からの贈り物だ!」


 孤立したルナリアの姿がホログラムに映し出される。月の光のような銀色の縦ロールに縁取られた冷たい陶器のような顔が、初めて激しく歪んだ。彼女が纏う純白の軍服の威厳が、わずかに崩れ去ったように見えた。


「馬鹿な。集合知など、常に独裁に劣ると信じていたのに!」


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