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第1話 異能
異能――。人々はそれを、空を翔け、鋼に身を包み、誰も追いつけぬ速さで駆ける力などを想像する。だが、それらは多くの場合、漫画や小説といった虚構の産物にすぎない。
しかし、この世界において異能は幻想ではない。人々は「アームウィルス」通称アムウィルと呼ばれる現象により、腕に念を込めることで「ねじ曲げる」「潰す」「飛ばす」といった超常の力を振るうことができた。
その力を極限まで研ぎ澄ませた六人の存在がいる。
彼らは圧倒的な体躯と威容を備え、人々から「握王」と称された。
「圧王」「捻王」「翔王」「破王」「放王」「万手王」
いずれも一国を揺るがす力を誇り、その力を悪用し、世間からは恐怖と憎悪を一身に集め、指名手配されるに至った。
放置したままだと、この世界の破滅を意味する。その危機に対抗すべく、人々はついに「対握王組織」を結成するのだった。
自分の妄想で出てきたことです。意味わからないところもあるかもしれませんが、楽しんでみていただけると嬉しいです。




