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第四話:暗闇の渓谷と、一人ぼっちの設営
次に目指すは、いわき市の「夏井川渓谷キャンプ場」。無料だが、山奥でかなりワイルドな環境らしい。
途中の道の駅でビールとつまみを調達し、キャンプ場に着いたのはすでに19時近く。あたりはすっかり暗くなっていた。
「やべぇ……ヘッデンが命綱だな」
虫の声と川のせせらぎの中、ランタンとヘッドライトを頼りに設営。
一人きりの暗闇が、少し怖い。
でも、不思議と心は穏やかだった。
焚き火の炎がゆらめき、温めたホッケとビールを口にした瞬間、すべてが報われた気がした。
「旅ってのは、こういう夜のためにあるんだな」
空には無数の星。スマホも届かない、完全なる孤独と自然。
――こうして、茨城・福島ソロキャンプ旅の夜は、静かに更けていく。
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