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神の猟犬になった男

作者(川原泉先生とシマあつこ先生の作品が好き)より、大切な読者様へ


初めて総合10000pv越え、1500ユーニーク(人)越え、しかも評価ポイントが122で評価して頂けている方が8人、さらにブックマークして頂けている方が25人もいらっしゃって、初めて感想も頂けて大変有り難く思います、と同時に嬉しいです。


今まで3作品を書きましたがこんな事は初めてです。


お礼を申し上げさせて頂きます。


そろそろ佳境に入ろうと思いますので、よろしくお願いします。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


風が吹き荒ぶ中、一人の冒険者が野盗一味と対峙している。


冒険者の背中の後ろには怯える女性と子供たち、死体となった男が見える。


「あんたら、生まれたときから盗賊だった訳でもあるまいに」


「ウルセー!いいかっこして説教とは気に食わねえ野郎だ!おい、やっちまえ」


野盗の一人が切りかかる。

下段から切り上げる冒険者の剣が一閃し血飛沫が舞う。

そこから上段で二人目を袈裟懸けで叩ききる。

更にくるりと後ろを向くと女性と子供を捕まえようとする野盗の胴体を水平に切り分けた。


「おまえたちにも親、兄弟がいるんじゃねーのか」


更に襲いかかる野盗に石つぶてを投げつけ剣を右手だけで持ち、マントの紐を解く。

腰に差していた小型のモーニングスターを左手に持ちぐるぐる回す。


「今まで何人殺した」


「・・・」


「そうか、どうやらここで見逃す訳にはいかんようだ」


それからは一方的であった。


十数人の死体が広がる。


生きている一人の野盗を縛り上げ死体となった者から金を奪う。


「ちっ、こんなもんか」


冒険者は女性と子供たちに付いて来いと言い、縛り上げた野盗に根城に案内させる。


「ここでコイツを見張ってろ」


冒険者は身をかがめて草むらに消えていく。


男たちの叫び声が幾つも上がり、その内に静かになる。


冒険者が脇に箱を抱えて帰ってくる。


「離れろ」


冒険者の言うまま縛り上げた野盗から離れる女性と子供たち。


命乞いをするまもなく野盗は死んだ。


冒険者と共に死体となった男の所に戻る女性と子供たち。


男の名前を言いながら泣いてすがる女性。


不幸中の幸いにして馬と荷車は無事である。


「行くぞ、日が暮れちまう」


冒険者が手綱を握る。


「乗れ!さっさと行かねーと、魔物が死体に群がってくる」


「お父さん、お父さん」


しょうがねーなーと言いながら泣きながら父にすがる子供を引き剥がし荷車に乗せる冒険者。


「ガキをしっかり抱いとくんだ」


街につくと門を預かる兵士に事情を話す。

兵士は冒険者のギルドカードを見たとたん最敬礼する。


「つまんねー真似したら、命はねーぞ」


「め、滅相もない。ご安心下さい」


兵士をギロッと睨むと女性と子供たちを預ける。


「コイツはおまえ等のもんだ」


冒険者は野盗から奪った金や宝石を女性に渡す。


「そ、そんな。私達を助けてくださった上に・・・」


「おい!ガキども母ちゃんを助けてやるんだぞ。いいか!」


「「う、うん!」」


「お名前を、せめてお名前をお聞かせください」


「気にするな。もう会うこともあるまい、じゃあな」


冒険者はそのまま何処かへ行ってしまった。


「兵隊さん、何かご存知ですか。ご存知でしたら教えてください」


女性が兵士に頭を下げる。


「あれの名前はグレッグ、最上級冒険者で盗賊や凶悪犯罪者ばかり追う男です。魔物や魔獣に一切関わらない人殺し。二つ名は神の猟犬。かつて上級神官だった冒険者です。もう、関わらない方がいい、あれは犯罪組織に狙われている男です」


冒険者グレッグがギルドの建物に入りギルドカードを見せる。


真っ青な顔で慌ててギルドマスターを呼びにいく受付嬢。


大柄なギルドマスターらしき男が階段を降りてくる。


「よう!生きていたかグレッグ。久し振りじゃねーか」


グレッグの名を聞いた冒険者達は震える。

犯罪組織の報復に巻き込まれたくないと。


「15人ばっかり狩ってきた。場所は」


グレッグは表情も変えずに仕事の事をギルドマスターに話した。







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