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男の子も女の子も最後は性格

聖女は学校では第一王がやんごとなき事由で養子に迎えたとされた。

聖女を保護する貴族を判らなくするためだ。


二人の聖女の名前はアウローラとシルフィー、王家の姓を持つ。


アレイシアが朝起きて食卓に行くとルークのような男の子がいた。


「ルークでいいのよね」


「そ、そうだよ姉さん」


「どうしたのその髪の色」


「ちょっとね気分転換っていうか」


「ふーん」


ルークの髪の色はくすんだ茶色、アレイシア的には似合っていないと思った。

反抗期、好きなひとが出来た、友達に影響されたと色々思うが、いずれ分かると思い何も言わなかったが両親や使用人がやたらと気にする。


ルークは困った顔でいずれ元に戻すからと言うだけだった。


聖女が転入して1週間も経たずに理由が判明した。

何やら男子を誘惑しまくっているらしい。


「お前や俺なんか相手にしてくれないよ」


「なんでだよー、俺だってそこそこイケてると思ってるんだけど」


「子爵家や男爵家クラスって分かると急に態度が変わるんだ」


「伯爵家以上の男子狙いかよ、露骨~」


「そりゃあ王家の繋がりが有るんだ、お相手は最低でも伯爵家だろー」


「ああ、そりゃあ当然だ」


男子学生の話を横で聞いてルークの髪の色が浮かんだアレイシア。


『おいおい、男アサリに来てるのか連中』


『下品ですよ、本郷さん』


よっぽどルークの苦手なタイプなのかと思ったが二人ともかなりな美形である。


『お嬢がすぐそばにいるからなー』


『あら、ルークはシスターコンプレックスじゃないです。レイアのような可愛くて優しい女の子が好きだと思いますけれど、本郷さん』


『いや、勘違いしないでくれ、お嬢。シスコンとかいうんじゃなくってだな、そのレイアだってかなりな美人だったんだぜ、お嬢。まあ、性格に惹かれた割合が多いとは思うが』


『ルークはそんなのわからない頃からレイアべったりでしたから、美人かどうかは気にしない子だと思います』


『いやいやいや、お嬢のとこって奥さん実家繋がりのメイドさん多いだろ。美人しかいないし、そこがスタートラインなのよ、お嬢』


『いえいえ、ルークは優しい女の子がすきなだけですよ』


若干分かってないようだが大まかな線はなぞっているアレイシア。

さすが姉である。

ルークは女性の容姿は気にしない。

ただ、姉のように優しい女性にしか興味が湧かない拗らせまくったシスコンであった。

レイアに惹かれたのも性格であって、たまたまレイアがかわいい容姿をしていただけだったのだ。


だからがゆえに転入して来た女性二人の様子を目にしたとき恐怖を感じた。

しかも噂は本当であった。


このままでは狙われる。


ルークは未だにレイアの面影を引きずっている未練がましい男の子だった。



「「あと3ヶ月で例の女が上がっちゃうなんて聞いてないのにー、どーすんのよ」」


「「あたしに聞かれても知る訳ないでしょ!」」


転校生が何やらお互いに言い合っているのをつい聞いてしまったアレイシアであった。











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