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新たなる野望 大人になっていく弟でも弟

闘いはこの場に来る前から始まっているとルークは確信している。


多くの傍聴人はアレイシアの持つお菓子のネットワークを駆使して集められたのを八百屋のおばさんにそれとなく聞いて知ったルーク。


ちなみにルークはよく街に買い物にいく。

ルークはアレイシア、リンゼイに次いで料理が上手い。

私の料理をいち早く食べたいと思っているのならお手伝いをするのがいいと小さい頃アレイシアにいわれて以来ずっとそうしている。

アレイシアの新作料理を作っている最中に材料が足りないとなれば率先して買い出しに行っていた良い子である。


まあ、良いように使われていたものだと思ったが、こういうときに人の繋がりが活きてくることも有るので悪くはないと思うルーク。


お菓子の行方を注意深く観察した。


お菓子は今日の当番のメイド達によってみんなに配られていた。

そう、全員に。

その中で最も注視していたゴルドに案の定メイドの中で最も美しいサラがお菓子を持って行った。

サラの美しさに目を奪われているゴルド。

そしてゴルドに手渡されているケーキは通常よりも生クリームが多く盛られているのを発見。

ゴルドがニコニコしながらお菓子を頬張る。

口の周りに生クリームが付く。

サラの視線がアレイシアへ、アレイシアはすかさずハンカチを持ってゴルドの口の周りに付いている生クリームを拭う。

ゴルドの鼻の下が伸び伸びである。


印象操作がすでに傍聴人、裁判官に行われていると。


だが、それを指摘するわけには行かない。


まだ裁判は始まって居ない時の出来事である上にケーキを作ったのはアレイシアであるが提供したのはアレックス・マーベリック伯爵家。

しかもアレイシアはこの場でケーキにふれてさえいない。


まだ隠し玉があると睨むルーク。


マリアンヌが参考人席に猿(魔物)を抱いて入ってきたと同時に開廷が宣言される。



サイコロ勝負で負けたあの日あの時の苦い思い出。


『姉さん、もう僕はかつての僕とは違うよ。そして誓おう!勝ってみせると!』


ちなみにルークはレイアが大好きだった。

年はちょっと離れていたが絶対にお嫁さんにしようと思っていたのだ。

好きな女性の前で良い格好をしたいのは男の子であれば当然であろう。


少年というものは姉以外のお姉さんに惚れてしまうものなのである。







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