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新たなる野望 二歩目

ゴルドは遠くの山を眺めながら自由に生きたいと思っている。

ピンクの花びらが風に舞う。

楽しいピクニックも帰る時間だ。


「ゴルドさん、今日は楽しかったです。友達も気晴らしが出来て喜んでます」


「そいつは良かった。こんな事しか出来ねーが喜んでくれて嬉しいぜ」


街で知り合う悩める女性たち。

気になる女性に片っ端から声をかけ、踊り、歌い、食事をし酒を飲む。

時にはこうして失恋した女性を励ます。

女性たちと遊ぶが決して手を出さないゴルド。

遊びに綺麗なゴルドは人気者である。



灯台元暗しとはよく言ったものだと本郷は思った。

メイドのレイアが猿のような魔物を飼っていたのだ。

猿のようなものがレイアの部屋に窓から入っていくのを見たのだ。

レイアの部屋を見上げてニヤリと笑うアレイシア(本郷)。


仕事が終わり部屋に帰り窓を開けるとそっと入ってくる小さな魔物。

怪我をしていたところをレイアが助けた。


マーベリック伯爵邸で使用人として働くレイアの愛するペットであるが子供のように接していた。

使用人はペット禁止の伯爵邸、そうしないと屋敷中ペットだらけになるからだ。


レイアの部屋のドアがコンコンとノックされる。

こんな夜分に何の用だろうとペットの魔物をベッドの影に隠すレイア。


「どなたでしょうか」


「私ですレイア、開けて頂戴」


「はい、アレイシアお嬢様」


何となく嫌な予感がするレイア。


「レイア、あなたペットを飼っていますね、ここで使用人がペットを飼うのを禁止されているのは知っているわね」


アレイシアの口調を必死にまねる本郷。

まるで悪役令嬢である。


魔物が驚いてレイアの元に出てきてしまった。


小型のそれは可愛いかった。

少しシャイでレイアの大きな胸にしがみつく。


これで全て揃ったと思うアレイシア(本郷)であった。





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