面倒は最後までちゃんとみましょう
作者(仕事中にアイデアを忘れてしまう)より、ありがたい読者様へ。
ちょっともう恋愛じゃないなーと思っている気がしてきたんですが、ここで少し何話か息抜きをしようと思います。
本文とはあんまり関係ないですが、このまま行くと主人公が鉄仮面かぶったり、ヨーヨーを印籠代わりにしたりしそうなので・・・。
ちなみにこの作品はラブコメです(作者的に)。
非常にプラトニック(作者的に)なラブコメです。
いちおう悪役令嬢も出そうと思っていますし、聖女っぽいのも出そうと思っています。
できたら男気あふれる主人公の活躍も描こうとも思っています。
ちなみに動物も出てきます。可愛く描こうと思っています、
今日も朝まで仕事してこれから夜のお仕事が在るので少し書いたらもう寝ます。
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授業が始まる前に服装を整えるアレイシア。
ワイシャツ、スカートを着てネクタイを締める。
覆いのないデバッグのようなものを身に着けその上からジャケットを羽織ると子猫が足元に寄ってくる。
アレイシアは子猫を抱き上げると肩に載せる。
子猫は肩を伝ってデバッグのようなものに潜り込む。
最初はフード付きのセーターだったのだが、お腹の部分が引っ張り上げられてワイシャツごとお腹が見えそうになったので気にした本郷が開発した。
前に掛けられるのも作り、ネコ好きから冬に最高!ということでかなり売れた。
レイアからカバンを渡され通学の準備が整う。
アレイシアは学校まで歩いていく。
大体徒歩30分かかる。
体を鍛えるためだ。
本人もそれが当たり前と思うようになってしまっている。
アレイシアは伯爵令嬢である。
それに何の疑問も持たない騎士とメイドが付き添うが、いつもマクシミリアンが待っている。
マクシミリアンは馬車でアレイシアの家まで来る。
二人が歩いていると、あっという間に子供と女子の同級生に囲まれる。
更にその輪の周りに男子学生が挨拶がてら会話の機会を伺っている。
それを牽制するマクシミリアン(必死)。
教室に入り教科書とノートを引き出しに入れる。
わいわいと賑やかになっていく教室。
「タロスケ君、おはよう」
「にゃー!」
「おう、タロスケ」
「ナー・・・」
タロスケは男が嫌いである。
先生が入ってきて朝のご挨拶。
授業が始まり眠気に襲われる男子やアレイシア。
ちなみにアレイシアは本郷から大学2年相当の教養は既に教え込まれているので、親のために教室にいるようなものである。
後ろの席の女生徒はタロスケのヒゲをこちょこちょ。
「うにゃうにゃ」と泣きながら猫パンチを繰り出す。
誰も注意をしない。
本来ここの貴族向け(教養課程のみ)の学校は動物の持ち込み禁止である。
ある日森の中でアレイシア(本郷)は自分で開発し鍛冶屋に製作を依頼し再現した忍者の武器を使いこなすため特訓していた。
その際襲われていた猫を助けるために魔物を2,3匹倒した。
武器の性能が確かめられたので満足して帰ろうとすると、助けた猫が子猫を連れてアレイシアの前にトコトコ歩いてきた。
可愛かった。
可愛いものが大好きな任侠博徒、本郷。
『なあ、お嬢。これ飼っちゃだめか』
『誰が面倒を見るんですか』
『それは・・・』
『どうしても飼いたいのですか』
『うん』
『飼える自信はあるのでしょうね、途中で放り出すことは許しませんよ』
『大丈夫、まだ余裕』
『ほんっとにもう、これっきりですからね』
『ありがとう!お嬢』
既に猫3匹、柴犬のような魔犬が二匹いるアレックス伯爵邸。
全て本郷がアレイシアを説得して保護したのだ。
アレイシアが寝るときは犬が寄り添い、猫が上掛けに乗り、子猫が仰向けで顔の横で寝る。
天国である(本郷)。
猫喫茶を考えていたがこの世界では経営が成り立たないだろうと断念していたのだ。
ヤクザものなのに商売の好きな男である。
アレイシアが学校に行こうとすると子猫がにゃーにゃー鳴きながら玄関のドアの前に陣取る。
他の猫や魔犬は姿勢良くアレイシアを見送っているが子猫はアレイシアを外に出さないように頑張る。
困ったアレイシア。
『俺が話を着けてくるから、こいつも連れて行こうお嬢』
学校に急いでいき、そのまま校長室へ。
アレイシア(本郷)が一言二言言うとにっこり笑って許可が降りる。
『本郷さん、寄付金までは分かりますが。あのセリフは意味がわかりません』
『気にするな、お嬢は今のままでいい』
微妙に大人の階段を登っていくアレイシアであった。




