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”生”

作者: こいしのひとつ

音が脳髄を伝うわけ




自分の声はなぜ低く感じるのは




それは脳髄を伝うからで




なぜ風呂で歌うと素晴らしく聴こえるかは





反響して跳ね返った声を聴くから。













なら、






想起された自分のかんぜうは





なぜこんなにも響かなかったのか。













なぜ前頭葉を駆け回り反響して現れる思想が



自分にとってカケラも評価出来そうに無いモノとして浮上させるのか














生きることは。





無駄なことを積み上げ、





努力と徒労を階段に仕立て上げ、





限り無い与えられた生に対し





自分の一死に対する遺言を拵え、





その時が来ることを





一笑を付し、待つことで或る。











それが、今まで己が為手来た事を





他人に対して施してきた消費され逝くで在ろう励ましを、





善く演ったと褒め称え、




毀誉褒貶されて出来上がった自己に、





お前は満足したかと問い。






生に於けるこゝろを確立させたのちに




それ即ち己の歩めん事と気付き、






今迄積み上げた歩みを、







此れ迄と変わらずに、





自分の気持ちを偽らず、






保ち続ける事で或ると。





























それが、在世に於けるpassage。


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