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先生と迷い猫

映画「先生と迷い猫」を観てきました。


映画評価は4です。


以下ネタバレあり。まだみてない方はブラウザバックしてください。














とある街に住むちょっと偏屈な元校長先生。

猫好きだった妻を亡くして以来、猫が嫌いになり、家の猫用出入口をガムテープで塞いでしまいます。

「お前なんか二度とくるんじゃない!!」

猫を見るたびに亡き妻を思い出してしまう校長先生は猫にそう叫びます。


行きつけのパン屋さんは閉店してしまいます。


怪我している猫を心配する少年とも出会います。


それ以来猫は来なくなりました。


亡き妻の行きつけの美容室で迷い猫の張り紙をみた校長先生は一心不乱に猫を探して歩きます。


懸命に探すけれども見つからない。


そんな中で再び少年と出会います。

夜遅くに出歩いている少年を修道院に送り届けて、思わず自分の手のひらを見つめてしまう校長先生。


これには暗喩が隠されていて、パン屋さんは閉まってしまう。少年は駆け抜けて修道院へ戻ってしまう。

つまり、自分の手のひらからどんどんいなくなってしまうのです。

その寂しさを暗喩しています。


結局猫は見つからず、家に帰ってくる校長先生。

ボロボロに疲れはてています。

そんなときにふと亡き妻との思い出がよみがえります。


そして最後に聞こえる猫鈴の音……


校長先生は玄関口で疲れはてて座ったまま、話は終わります。


猫が帰ってきたかどうかは視聴者にはわかりません。ですが、いろいろなラストを想像することができます。


なかなかな終わり方でした。


街の人たちとの関わりも変化していったし、何より嫌いだった猫を必死で探すこと自体が初体験だったのでしょう。

別人のようになった先生を見て街の人は驚きます。


結局猫は帰ってきたのでしょうか……

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