焼酎
好きかと聞かれると、まぁ好きです、というのが焼酎だ。
私はお子さまだったので、甘いカクテルくらいしか飲めなかったのだが、ある日できた友達の彼氏の友達のお店に飲みに行ったことからことは始まる。
そのお店というのが、場末のスナックであり、こちらの県ではスナックには焼酎が常識だったので飲み始めた。
最初の頃は、烏龍茶割とかにして飲んでいたけれど、烏龍茶が苦手な私には焼酎とダブルで来るその味には慣れなく、緑茶割とかサイダー割とかにしてもらって飲んでいた。
家ではカシスリキュールか杏露酒くらいしか飲んでいなかったが、ある日革命が起きる。
それは唐突だったし、何がどうしてそう変わったのかわからないが、突如として焼酎がうまいと感じるようになった。
その頃は基本ウォッカで、サイダー割などにして飲んでいたのだが、そのある日の飲み会で、先輩と一緒に頼んだ水割りのはずが、ロックで出てきた。
米焼酎だったと思われるそれは、私の喉を潤すにふさわしい風味をたたえていた。
それ以来、基本ウォッカ、第二に焼酎で来ているのだが、お値段的問題でパック焼酎を飲んでいる。安酒でもあまり味に差がないところが嬉しい。そりゃ、高い焼酎は真面目に旨いけど、安酒でも飲めるのが焼酎のいいところだと思う。
日本酒だと味に差がありすぎて安酒を飲めなくなるからね。
米もいいけど、芋もいい、蕎麦はちょっと苦手なわたくしでありました。