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恋愛小説
私が恋愛小説ばかり書いているのはなぜか。
それは他のものが書けないからである。
本当は皆のようなコテコテのファンタジーを書きたいのだが、如何せん、経験が浅いらしく話を思い付かない。思い付いたところで、それを文章にできる能力が不足している。
特に連載なんぞしようと思ったら、アイデアがすぐに枯渇してしまう。
そんなわけで恋愛小説なのだ。
恋愛ならば人並みに経験もしてきた。だから、書ける。
つまり、現実で体験していないようなことを文章にできない、平たく言えば想像力がないのだ。
いつかコテコテのファンタジーを書いてやることを夢見て、私は頑張る。
それしかないのだ。
いつかコテコテのファンタジーを書けた日には皆さんに拍手してもらいたいものだ。