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初恋

初恋をどの基準で見るかは人それぞれだけど、初めて人を好きだと認識したのは幼稚園の半ばごろだったと思う。

当時好きだった人の好きな人を木製の大型パズルで殴るという暴挙にでたことははっきり覚えている。

しかし、恋というならば、小学校四年生のときに好きになった、中島くんだ。

中島くんには今現在も片思いしている。

中島くんは、いわゆるいじめっ子の部類に入る子で、それでも節度をわきまえていじめしていたと思う。まぁ、いじめっ子というよりからかいっ子な感じだった。

中島くんは当時からよくモテた。ライバル多数の中で、内弁慶だった私は、バレンタインすらまともに渡せなかった。

バレンタインチョコを渡すために家に押し掛けたが、中島くんは留守で、お母さんにチョコを預けたが、名前を言った記憶がない。

そんな中で、私は引っ越して転校する。もちろん中島くんにはなにも言えずに。

引っ越して色々な出会いもあり、成り行きで大塚くんという子にバレンタインを渡す羽目になったりした。それでもいつも心の中には中島くんがいた。

中学へは、うちの小学校は二分して違う学校に通うことになる。幸いにも。私の通う中学は中島くんと同じ中学だった。

続きはまた次回。