予約
クリスマスと言えば、我が家は(と言っても二人だけなのだが)相方の誕生日とクリスマスをいっぺんに祝います。
前述したビストロに行って祝うのが通例となっていますが、一度だけこっぴどい目に遭ったことがあります。
その日は休日だったと思うのですが、夜景の綺麗な花岡山のレストランでまったりしようと、予約の電話を入れました。
すると、
「うちは予約をしなくても大丈夫ですよ。お待ちしておりますね」
との返事。
当日になり、クリスマス前ということで賑わう渋滞を抜け、私は運転していました。
事故も特になく、レストランにたどり着いたら、お客が一人もいない。
駐車場で、早すぎたかなと思いつつ扉に近づくと、紙が貼ってある。
なになに……
本日は貸し切りです。
えーっ、となって、とりあえずいつものビストロに予約の電話を入れる。番号が変更になっている、とナビが答える。この時点で異変に気づかなかったのは私のミス。
七時に、と予約をいれ、市役所裏の(当時の職場が市役所だった)お店までかけあがって、七時にまにあったー!!と思ったら、貼り紙が。
「移転しました」
と。
それまで渋滞の中をずっと走ってきたので、相方は移転先(渋滞だったので一時間はかかると思われる)に行くのはいやだと駄々をこねられ、キャンセルの電話をいれました。なんて迷惑な客……
一件目のお店は満席ではいれず、二件目の喫茶店でようやく座れたものの、カウンターで食洗機の前というチープな席。しかたなく、美味しいご飯とコーヒーを、食洗機に映る顔越しに話しながら食べましたとさ。
それ以来、予約は必ずいれることにしています。




