不思議くん
不思議くんは、不思議な人だった
不思議くんは、いつもふわふわーとしてて、不思議だった。
それで、なんかたまに凄いことしでかしてた。
あるときは「砂場でお城作ろう」って言って近所の公園でスゴイお城作ってたし
また、あるときは「可愛い猫のハーレムを築こうかな」って言うと2週間後には可愛い猫を何十匹も連れて戯れてた
まぁ、有言実行のひとだった
クラスでも浮いてたけど、成績も悪くなかったむしろ良かったし、顔も中性的で色白だったし人気はあった。
だから、「そうだ、しのう」っていつもの感じでじさつしたのかもしれない。
昨日お通夜があったけど誰も泣いてなかったと思う。
だって、まだ受け入れられないもん。
不思議くんがしんだって
不思議くんの親御さんが挨拶したとき意味深なことを言っていた。
「(不思議くんの名前)は、私たちにもよくわからないけど性格だったけど、ある日言ってました。
「僕がもし、しぬとしてもしんだ理由を残しとくからクラスの人にその理由を探すように言ってくれないかな?」と、私たちは、またあの子が変な事言い出したな~くらいにしか思ってませんでした。だから、お願いです。
皆さんに理由を突き止めて貰いたいんです。」
そのあと不思議くんのお母さんは泣き崩れてしまった。
俺たちはどうしたらいいかわからないくなった。