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LoveStory  作者: 灯月樹青
12/20

12.無意識下に

――『…まだ――好き…なんだと思う』――


そう口から出てきた言葉に一番驚いたのは、――多分…私だったんだと思う。

その言葉は、あの日から一度も…茉莉にですら言った事はなかったのに…。

自分の中で『あの出来事』が大き過ぎて、それでも彼を好きだと思う事を誰よりも私が許さなかったから。

私の心は、彼の事を想いながら、彼を想う事を否定し続けていたのだと、今なら分かる。

それも多分、無意識のうちに。


「どうした?」


私の表情を見て心配したのだろう。

坂井は私を見遣り、気遣うように目じりを下げる。

優しげな顔。

坂井もこんな顔もするんだなっと、別の所で関心する一方で、その目を見、すんなりと次の言葉を口にした。


「…今度は、私の話を聞いてくれる?」


自分の中に沸いた、自分の知らない――いや、直視して来なかった、多分自分の中で最も素直な感情を、私は持て余していた。


「いいよ」


気軽に請け負った坂井は、私の事をまだ何も知らない。

だからこそ、こんなに素直に話せるのかもしれない。


短いです。。

しかも…また土曜日中にあげられなかった。。。orz

お気に入り、件数が増えていて嬉しいのに…(>△<;)

しかも…再来週資格試験があるので、次の更新は遅れる予定です(-_-;)

誤字・脱字ありましたらご指摘など宜しくお願いいたします。

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