表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
コンフィデンスゲーム シーズン2  作者: Dr.Kei
ル・ビトン石岡工場新設保険詐欺編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

4/15

裏側の世界への入り口

父の持株会社が投資に大失敗し、倒産した。

その結果、上丘の両親は自殺し、自宅にまで火を放った。

「お嬢様、これからは逞しく生きてくださいね。おかしいことを、おかしいままにしてはいけません。しっかりと正すのです。

だから、何があっても諦めてはいけません。分かりましたか?辛いと思うけど、頑張って」

厳花はそれだけを告げ、荷物を持って去っていった。

その後、上丘は孤児院でのいじめに耐えながらも、奨学金を勝ち取り、京応大学法学部法学科に入学した。

大学卒業後は警察学校へ進み、厳しい訓練を乗り越えて無事に卒業した。

そして過去の素性をすべて捨て、警視庁公安部に就職する。

しかし彼女の努力の目的はただ一つ、詐欺集団ヘルメスに二重スパイとして協力し、この世の理不尽を正すことだった。

だから…

後日、ピノキオは霞ヶ関にある消費者庁へ向かった。

ーおかしいことを、おかしいままにしてはいけない。しっかりと正さなくちゃー

そう心に刻み、中央合同庁舎第4号館の中へ足を踏み入れた。

受付で、彼女は強気にこう切り出した。

「こんにちは。ル・ビトンのワニ革製品について、お伺いしたいのですが、よろしいでしょうか?」


「…わ、分かりました。少々お待ちください」

高齢の女性職員は戸惑いながら答え、奥へと姿を消した。

しばらくして戻ってくると、ピノキオを別室へ案内した。

そこには、やけに愛想よく笑う男性職員が座っていた。

「こんにちは。腹黒 笑介と申します。どうぞ宜しくお願い致します」

腹黒は満面の笑みで言った。

「宜しくお願い致します」

ピノキオも負けずに返した。

「それで、ル・ビトンの件なんだけど…もう二度とその名前を口にするな」

腹黒は突然満面の笑みを消し、真顔でそう言い放った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ