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第1話

この物語はすべて架空のできごとです。この物語、作品、作中のあらゆる描写はフィクションであり、実在の人物、団体、事件、もの、事象などとは一切関係ありません。



[SYSTEM] Ελπίδα..._ //

[SYSTEM] Ad astra per aspera..._ //


[LOG] INITIALIZE: World_9999....._


Finally..._


...■




それは真っ赤なリンゴのような

それは真っ青な海のような


それは杖ではなく身の丈に合わない大剣のような



***



魔法科がある学校


魔法技術大学校に進学を目指す者、魔法技術研究総庁に入省目指す者、起業目指す者、あるバイトをしながら何かを目指す者、それ以外の道を目指す者


魔法使い見習いのシューニャは、配達をする仕事を選んだ


心配性で怖がりなシューニャはリスクを徹底的に回避してきた


シューニャは常に面倒ごとを避けリスクヘッジを徹底していたはずなのにあのような事になるなんて…



「あのままなら良かったのに…」



***



ヴァレリア「なぁ、お前さぁ、なんで配達の仕事にしたの?」


シューニャ「いやーそれはー…ビンボーだから…初期費用無くてさ…魔法のホウキレンタルでいいかなって…」

(高い買い物だと調べたり面倒だし、決断するのも疲れるし、時間的コストもかかるし、説明するのも面倒だし分かり合えないからビンボーってことにしとこっと)


ヴァレリア「でも自分の物にならないし毎月レンタル料金払わないといけないし、買っちゃった方がお得なのに」


シューニャ「確かに…でもお金なくてさー…ははは…」

(イニシャルコストもランニングコストもかかるし、常にランニングコストもかかるからイニシャルコスト回収するのにも時間かかる。それに故障したり壊れた時等の隠れたコストもかかるし…)


ヴァレリア「ちゃんと考えた方がいいよマジで!」


シューニャ「ありがとー…」

(はいはい。ちゃんと考えた方がいいのはそっちだよ。こっちはお互いのリソースと時間ロスしないように考えてあえて反論しないようにしてるんだよー。感情と口は災いの元だからね。負けるが勝ち、戦わないで済むのが本当の勝利)


ヴァレリア「あたしは断然欲しいものは買うね!将来でっかい家買うんだ!不動産投資もやろっかな!賃貸マンション経営して不労所得もいいね!」


シューニャ「へーそーなんだー…」

(やっぱ持ち家派かー。ローンで買うんでしょ?ローンで買ったら純利でるのかな?隠れてコストとかちゃんと分かってるのかな?不労所得なんてもの実際ないでしょ。不労所得になるようにしたら純利マイナスになりそう。純利益と純粋な時給とかを簡単な計算、難しい計算しても配達の方が高いと思うんだけどなー)


ヴァレリア「それはそうとお前、魔法使いだからって体細すぎ!少しは鍛えないと!今の時代、か弱い、ザ・魔法使いはいかんよ!でも、まぁお前、ちっちゃくて細くて童顔だから魔法少女でも目指せば?化粧とかしたら映えそうだし、今そーゆー女性を歌って踊るだけの魔法少女って魔法技術研究総庁で募集してたぜ」


シューニャ「目指そっかな…」



***

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