表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

教室の隅で

作者: 千瀬九讃良

変な日本語が有りましたら、教えて下さい。

告白出来なかった。

出来る前に彼女が気付いてしまった。

わたしの事なら彼女が必ず気付いてくれる。

今回も例外じゃなかった。

放課後。

「大事な話が()る」

そう言って、彼女が目を丸くしてから頷いた。

「分かった」

それだけ言って、わたしと一緒に誰も使ってない教室に向かって行った。

二人きりになって彼女の両手を取って口を開いたが、言葉が出なかった。

口を閉じて唇を噛んで彼女の手をぎゅっと握った。

そして、上目遣いの様に彼女の目を見()めた。

すると彼女は微笑んだ。

やっぱり、と呟いた気がした。

わたしは驚いて思わず彼女の手を離した。

流石にわたしの本当の気持ち(まで)分かるとは思わなかった。

「いいよ。私もあなたの事好き」

心臓は爆発しそうだった。

彼女は目を細めて、そして近付いて、唇を重ねて来た。

ずっと閉じ()もってた気持ち、胸から溢れそうだった。

目を閉じて、意識が彼女の温もりに集中した。

背中に電気が走る様に、ぞわぞわする。

指先が痺れる。

彼女の唇から塩の味がした。

彼女の両手をもう一度取って指を(から)めた。

ああ、彼女じゃないとダメなんだと改めて思った。

やがて、彼女は唇を離してわたしをじっと見詰めた。

「これからも、よろしくね」

「………うん」

〜完〜

楽しんで頂ければ幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ