俺の父さんはゴリラたった!(驚愕)
2007年5月8日
「おんぎゃぁぁ、おんぎゃぁぁ」
「はいはい、おしめ取り替えてあげるからね〜」
転生してから一ヶ月が経過した。最初の頃はこの燃費が悪いちっちゃな体や、感情がうまく制御できないことに大きく戸惑ったが、一ヶ月もしたら、慣れた(でも糞尿の処理の時は今でも恥ずかしい)
一ヶ月たつといろいろなことがわかった。
家族構成
母:五十嵐紗子髪はセミロングの茶髪で、顔はたぬき顔の可愛い系な美人さん。背は小柄で
年齢は22歳、(怒ると怖い)
父:五十嵐龍平髪は坊主で、顔は野性味溢れるワイルド系イケメン。身体は筋肉に覆われていて、手も丸太のように太く、身長は日本人離れしているほど大きい(目算190cmぐらい)
年齢は23歳
そして俺、五十嵐幸司生後一ヶ月のぴちぴちの赤ちゃんだ。顔は母さん似で将来は綺麗な感じのイケメンになるだろう(そうと思いたい)
そして、俺たちが住んでるところは三階建ての一軒家で大きい。裕福な家庭に生まれたようだ。やったぜ
住んでいる県は、熊本県のどこかだ(雰囲気、田舎っぽい感じ)
元いた世界との違いは全然ない。違うところと言えば、有名な企業の名前が若干違うくらい。
それと何か重要なことを忘れてるような…あっそうだステータスだ、あのクソ神が俺を転生させる時に言っていた。試してみよう
「あうぇーあう(ステータス)」そう唱えたら、目の前に半透明な板が出てきた。
名前:五十嵐幸司
性別:男
年齢:0歳1ヶ月
野手能力
弾道 :0
ミート:Z
パワー:Z
走力 :Z
肩力 :Z
守備力:Z
捕球 :Z
投手能力
球速:0km
コントロール:z
スタミナ:z
変化球:なし
特殊能力:野球能力鑑定
補足:体の成長やトレーニングによって能力値は上がっていきます。
「あうぅんあおぁぉぉ(なんじゃこらぁぁ)」
「どうしたのぉ〜コウちゃん?」
びっくりしすぎて大声が出ちまった。失敬、失敬。
これがあのクソ神の言ってた特典かぁ、野球するためにあるような特典だな。
そして改めてステータスをまじまじとよく見ていると、特殊能力欄に奇妙なものがあった(野球能力鑑定?なんだろこれ、鑑定って書いてあるくらいだから何かを調べる能力かな)そして試しに自分の横にいた母さんに唱えた。
「あんえい!(鑑定!)」
名前:五十嵐紗子
性別:女
年齢:22歳
野手能力
弾道 :0
ミート:K-
パワー:J
走力 :H+
肩力 :I+
守備力:H+
捕球 :H-
投手能力
球速:50km
コントロール:G
スタミナ:H
変化球:なし
特殊能力:なし
(あーなるほど、人の野球能力を見れる能力ってわけね)そう一人で納得していると。
ガチャッと玄関の開く音がきこえた。父さんが仕事から、帰ってきたみたいだ。
「龍平さん、おかえりなさい♪」母さんが機嫌よく出迎える。
「…ただいま」父さんがボソッとそういうと手を洗って、こちらに向かってきて俺を抱き上げた。
(またあれ?父さんも飽きないいもんかね)そう思いながらも抵抗せずに身を任せる。
(あっそうだ!父さんの能力も見てみよう)そう思い鑑定してみるととんでもないです能力が写し出された。
名前:五十嵐龍平
性別:男
年齢:23歳
野手能力
弾道 :3
ミート:G
パワー:S+
走力 :G
肩力 :S+
守備力:G
捕球 :G
投手能力
球速:150km
コントロール:G
スタミナ:G
変化球:なし
特殊能力:怪力
(なんだこの脳筋能力!ゴリラかよ)自分の父親の能力に軽い衝撃を受けた。
(やっぱり自分の子供は可愛いものだ。この子能力ためならなんだってできる気がする)
龍平は自分の腕の中でじっとしている我が子を見て思う。
(でも相変わらず大人しい子だなぁ、ここ1ヶ月ご飯や排泄の時だけ泣いて後はじっとしてるもんな不思議な子だ)そう思いながら、日々のストレスを我が子で癒していた。
心の中じゃ饒舌な龍平さん