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つみかんっ!ー罪と感情の十一円卓ー  作者: 水木田ショウ
3/5

第1章 2話

ちゃんと更新します。安心してください。失踪もしますが

第2話どうぞ!

ファミレスに向かう途中「今日の服装どう?可愛い?」と、紅葉が質問して、その場でくるりと回った。…着ている服を自慢したかったのだろう。

紅葉の顔には「ドヤ!可愛いやろ」と書いてある様に見えた。


「可愛いと思うよ」


そう一言返し、その場でポーズを決めて立っている紅葉を置いて再び湊は歩き始めた。

湊と紅葉との差が数メートル程できた所で、紅葉は小走りで追いかけてきた。


「可愛いと思うよって何よ。可愛いです。でしょ?」


「可愛いと思うよ」の「思うよ」が気に入らなかったそうだ。普通に紅葉の格好は可愛いと思う。肩下まで伸びる明るい茶色の髪。白のシャツに、膝下まである暗めのスカート。上着には髪の毛よりも濃い茶色のコートを羽織っている。

素直に褒めるのが照れくさい。


「可愛いよ」


と、一言小さく呟いたら。紅葉は「んーーー?聞こえませんぞーー」と、右耳に手を当てて「なんて言ったのかなー?」とにやにやしながら顔に近寄ってきた。


「何も言ってねーよ」


そう、言い返すと。彼女は


「可愛いよ…か。うんうん。恥ずかしくて言えないよね。分かるよーその気持ち。私は湊のそうゆうところが好きだよ」


最悪だ。聞こえてた上に。「好きだよ」なんて言われてしまった。

恥ずかしさのあまり、紅葉の顔を視界に入れない為に上を向く。照れで顔が熱くなる。今の僕の顔は真っ赤だろう。発熱した子供のように赤くなっているはずだ。

多分きっと、今この場所で僕よりも顔が赤い人は居ない。そう断言出来るほどに熱かった。


いや…いた。目の前に…それも自分でその発言をした奴だ。顔は俯いていて赤いかどうかは分からないが、髪の毛の隙間から見える耳が真っ赤だ。相当恥ずかしかったのだろう。


「紅葉…耳まで真っ赤だぞ」


そう聞こえる声で呟くと、紅葉は咄嗟に耳を手で隠した。恥ずかしさと照れから来る行動なのだろうが、何も知らない人から見れば、なにかに怯えているように見える。そんな姿のまま、目的地まで再び歩き始めた。



「いで」信号が赤になり立ち止まった所で。紅葉は湊の背中にぶつかった。下を向きながら、両手で耳を塞ぎながら歩いていたため、急に止まった湊に反応出来ずにぶつかったのだ。

紅葉が湊の背中側から、右側にひょこっと現れると、耳から手を離し「もう、赤くない?」と、耳に掛かっていた髪の毛をどかし、見せてきた。その耳は先程までよりかは、赤みは引いていたが、いつもよりは赤みがかっていた。余程恥ずかしかったのだろう。


「もう赤くないぞ」


「そう?いやー慣れないことはするもんじゃありませんなー。でも、こういうの慣れない方が良いのかも」


と、言いまた顔を少し赤く染めながら、今度はにひひと笑っていた。


そんなバカップルみたいなやり取りをしていると、目的地のファミレスに着いた。


「紅葉何食べるか決まってる?」


「メニュー見てから決めたい。何?湊はメニューも見ずに決めるの?エスパー?」


「だいたいファミレスで食うものは決まってるんだよ」


そんな会話をしながら、ファミレスのドアを開けた。

読んでくださりありがとうございます!

次回も近めに更新しますね!

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