休息1
~神社内 キッチン~
「よーし、ご主人様のために美味しい料理を作るです!」
そういえば、ご主人様って何が好きで何が嫌いなんだろう、普段はカップ麺とかインスタントなものが多かった気がするけど、うーん嫌いなものをわざわざ買って食べないだろうから嫌いなものは分からない…、かといって好きなものは思い浮かばない、カップ麺はよく食べてたけど好きとは違うような。
「はにゃー、さっき聞けばよかったですぅ」
「まぁ、ハルの好きなものを作れば間違いないです!きっとご主人様も喜んで食べてくれるに違いないです」
「あら、ハルさん早速お料理ですか?」
「キアラさん、はい教えていただいた料理をハルなりに考えてご主人様に食べてもらおうと」
「あら、それは良いですねアキラさんもきっとお喜びになられますわ、頑張って下さいね」
「はい、ハルはご主人様に認めてもらえるような立派な女になるのです!」
「ハルさんはアキラさんのことが、よほど好きなのですね」
「もちろんです、この命救われてからご主人様はハルの全てなのです、今度はハルがご主人様に恩を返す番です」
「それでは、邪魔をしてはいけないので私はこれで」
「あ、そうだ良かったらキアラさんも一緒に食べませんか?師匠にも是非食べてもらいたいです」
「まぁ、それは楽しみです、妹も、ミナも誘っても良いですか?」
「もちろんです。ご主人様が帰って、準備ができたらお呼びしますね」
「はい、楽しみに待っていますわ」
そう言うとキアラは一度ドアを閉めたが、何かを思い出したかのようにもう一度ドアを開けた。
「あ、ハルさんミナを見ませんでしたか?先程から探しているのですが見たあらなくて」
「妹さんですか、うーん見てないですね、すみませんお役にたてず」
「いえいえ、それではお料理頑張って下さい」
キアラが立ち去るのを見送ると、ハルは機嫌良さそうに鼻唄混じりに手際よく作り始める。
「ふんふふんふん♪」
まさか、半日足らずでお料理をマスターしてしまうなんて、ハルさんは才能があるのですね。ハルさんにあそこまで愛されるアキラさんは、やはり私の見立て通りの方でした。
キョロキョロ
あら?あれはミーではありませんか、なぜこそこそと辺りを気にしながら入ってきたのでしょうか。
「ミー」
ビクッ
「あ、ああ姉様いつからそこに」
「ミーが戻ってきた時からですが、どこか行っていたのですか?」
「別に何処にも行ってないのですよ」
「でもさっき外から帰ってくるのが見えましたが」
「あ、えーとなんというか…、そう気晴らしに散歩に行っていたのです」
「そうですか、先程からあなたを探していたので何処に行ったのかと思っていました」
「そ、そんなことよりミナに何か用事があったのでわ?」
「ああ、そうでした」
ふぅ、危なかったのです。姉様には絶対に知られたくないのです。
「やあ、キアラこんなところで何してるの?」
ギクリ
「あ、アキラさん何処かお出かけしていたのですか?」
「うん、ちょっとぶらぶらとね、そしたらミーにあ…」
「ゴフッ」
バタン
「どうしたのですか、アキラさんこんなとこで寝てては風邪を引くのです、部屋まで運んであげるのですよ、それでは姉様また後で」
「あ、ミー…いってしまったわ変な子」




