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平均以下の俺、ロボットになる

う・・・・転生・・・・・したのか?


っと聞き慣れない音が頭の中に響く、ピーーーピピッピーー。


「System all greenこれより自立モードへと移行します」


システム?自立モード?何が何やらさっぱりわからない、というか視界は真っ暗で何も見えないので現状を全く理解できない。ただ機械的な音声だけが頭の中に響いている。


「了解、視界を表示、映像をメインコンピューターと同期します」


そう頭の中に流れると同時に映像が写った。とりあえず辺りを見回してみる。ここは・・・どこかの施設らしい、周りには色々な機器が散乱している。


違和感に気づく、何かがおかしい体は思うように動かないし、何やら違和感がある。俺は転生したんだよな?男?女?それとも怪物?どちらもハズレていた。自分の体、もといボディを見て把握した。


俺、ロボットになっとるーーー!?

え、ちょっとまってどういうこと?普通転生って何か生物になるんじゃないの?もはや生物ではないんだけど!?いちを人形ではあるみたいだけどこれもはや、○ーミ○ーターじゃん、え、何?今から過去に送られて誰かを抹殺でもしに行くの?


まてまて、落ち着くんだ。そもそもここはどこだ?何がどうしてこうなった?全く現状を把握出来ない、落ち着こうとしてもあまりの衝撃に頭が真っ白になる。すると再び頭の中に音声が流れ込んでくる。


「ここは、リンド大陸にある。カレーナ研究所デス」


さっきから頭の中に流れ込んでくる音声は何者だ?誰か俺と通信でもしているのか?


「違いますマスター、ワタシは、サポートプログラムのNo2525 super perfect plan adviser in Carana institute support system デス」


は?なんだって?


「No2525 super perfect plan ad・・・・」


わかったもういい、長すぎて覚えそうにない。もっと簡単な呼び方は・・。ナンバー2525・・・


「よし、お前は今日からニコだ」


「イエス マスター、識別名称をニコで再登録します」


まずは自分の置かれた立場と、現状を知りたい。一体なぜ俺はここにいるのか、そもそもなんで俺は機械なんだ?


「ニコ俺は誰だ?」


「マスターの識別番号は、NO450045・・・」


「ちょっと待て長い名前はいい、俺はなんのために作られた?」


「機密情報により、外部からブロックされています、アクセス権限がなければその質問には答えられません、マスター」


外部からブロック?よっぽど知られたくないことなのか?俺ってかなりやばいやつだったりするの!?


「俺は誰に作られたの?」


「カレーナ研究所所長、ミザエイル博士によってソニア西暦19869年に製造されました」


ふむ、情報をまとめるとここはリンド大陸にあるカレーナ研究所で、ここの所長であるミザエイル博士とやらによって製造されたアンドロイドらしい。


「イエス、マスターそのとおりです」


「ニコ俺は誰かの命令で動くロボットなのか?」


「ノー、マスターは自立型のアンドロイドです。マスターキーでの特別な命令がない限り直接マスターの行動を制御することはできません」


マスターキー?それが何なのか分からないが、命令を出す装置みたいなものか?


「そのマスターキーは誰が持っているんだ?」


「機密情報により、外部からブロックされています、アクセス権限がなければその質問には答えられません、マスター」


成る程、だんだん現状を理解してきたぞ。

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