魔法少女の俺、小金もちになる
風呂も入って夕飯も食べてお腹いっぱい、それにお金も大分増えた。あんな恐ろしい魔物と死闘したかいがあったぜ。
「ご主人様ーこれなんですけどぉ」
ええい、人がせっかく勝利の余韻に浸っているのに邪魔するでない。
ハルの手には何やら金色に輝くものが握られていた。
ん?なんだ?ビール瓶の蓋でも拾ったか?
「解析します、ハル様が持たれているのは、この大陸の通貨、金貨だと思われます」
何?今金貨っていった?何でそんなもの持ってるんだ!?
「ハル誰かから取ってきたなら今すぐ帰してきなさい!」
「違いますよ!拾ったんですってば」
「拾った?何処で?」
「ですから、山の中で拾ったんですよ!」
そういえば、あのとき後ろでそんなことを言ってた気がする。
「ニコ間違いないのか?」
「ハイ、データと99%一致します」
マジかーー!俺あれだけ死闘してやっと銀貨1枚と銅貨85枚なのに、ハルは金貨1枚稼いでらっしゃるのかよ!
「ハルよくやった、明日好きなもの買ってあげるよ」
「本当ですか!ご主人様大好きです!」
分かったから、ペロペロするのはやめてくれ。
ふぁー、今日はもう寝よう色々あって疲れた。
ベッドは、二人で寝るので少し狭いがその分安く済んだからよしとするか。
「お休みなさい、ご主人様」
「お休みハル」
よほど疲れていたのか、すぐに眠りについた。
気がつくと朝だった、体のだるさは抜けて昨日までの疲れはすっかりとれている。お腹の空き具合からしてもう昼か、珍しくハルが起こしにこなかったな。
「あ、ご主人様起きましたね」
「おはようハル、何してるんだ?」
「お洗濯ですよ、天気も良いですし!あ、今日は特別に起こさないでおきました、ご主人様も昨日は疲れていたご様子でしたし」
なんてできた嫁、ではなくペットだ。ん?なんかへんだぞ?やけに体がスースーする。
「なんで素っ裸なんだぁー!?」
「ご主人様が寝てる間に着ているものは洗濯しておきました!」
本当によくできたペットだ、お節介なくらいに。
さて、服も乾いたし町に出るか。
「お出かけですか?お供します」
町をじっくりと見る暇がなかったから気付かなかったけど、色々な店があるんだな。
「ご主人様、これなんかすごいですぅ!」
ハルが楽しそうで何よりだ。
「ハル何かほしいものはあるか?」
「ハルになにか頂けるのですか!」
「ああ、昨日金貨を見つけてきたご褒美に何か買ってやるよ」
「でしたら、これとこれがいいです」
指差した方を見ると綺麗な模様のくしが飾られてある。
それとハサミか、その二つを手に取りハルに買い与える。
目を輝かせながら、受けとると顔をすりよせてくる。
「ありがとうございます、ご主人様ハルの宝物にします!」
そういうと、大事そうに懐にしまった。喜んでくれて何よりだ。
「こんなの何に使うんだ?」
「ふふ、秘密です」




