ポテトチップス
◎10話以降の投稿について
こんにちは、マルマルです。
いつも読んで頂きましてありがとうございます。
7話までのアクセス数とユニーク数(累計)
アクセス数(PV):2,366アクセス
ユニーク数 :575人
この結果を踏まえまして、10話以降の投稿を中止させて頂きます。
理由としましては、アクセス数が少なかった事が原因になります。
マルマルは、書籍化を狙って投稿していたのですが、
そのために必要なアクセス数は、更新時に最低でも数千アクセス以上が必要になります。
現時点で更新時には、平均で約300アクセスです。
また、総合評価ポイントが10 ptと少なかったのも原因の1つだと考えます。
そして、何よりマルマルの書いた物が面白くなかったのが1番の原因だと考えます。
楽しみにして頂いた皆様には 、大変申し上げありませんでした。
10話以降も戦いをメインにした物を考えていただけに、残念で仕方ありません。
ただ、いつも読んで頂いた皆様には、感謝しかありません。ありがとうございます。
残念な結果でしたが、自分が書きたいと思った事を書けて良かったと思います。
これからの皆様のご活躍を心よりお願い申し上げます。
2日後の9話で最後になりますので、読んで頂けたら幸いです。
○次回は9月18日、11時に予約投稿しました。
「兄貴ーーー。都は良いでね。」
「バカ。余りキョロキョロ見るな。田舎者ってばれるだろ。」
「そんなの関係ないよ。あ、あれ何だろ」
「どれどれ。」
李兄弟は、多くの人が集まっている所に行った。
「どうしたんだい?」
「呂将軍の悪事が書いてあるんだよ。」
「え?冀州で2番目に強い呂将軍が?」
「そうだ。表では良い顔を見せて、裏ではあくどい事をしていたらしい。」
「へぇ~。」
「明日、八つ裂きの刑が行られるぞ。」
「教えてくれて、ありがとうよ」
「弟よ。ビックリしたなぁ。あの呂将軍が処刑されるとはなぁ。」
「世の中、何があるか解らないね。」
「まあな。気を取り直して、本来の目的であるチノンちゃんのお土産を買うぞ。」
「おばちゃんには、良いんですか?」
ニヤリと笑う弟だった。
「いらん。いらん。なぜお土産をやらないといけない。」
「だって、おばちゃんが兄貴に気があるみたいだから。」
「俺は、チノンちゃん一筋なの。他は知らん。」
「あっそ。」
(まぁ。兄貴のために、おばちゃんのお土産をこっそり買うけどね。
俺って、兄貴想いだろ( *´艸`))
「へぇ~。君。アイって言うんだ。」
「そうです。あ!」
アイは、殺しが大好きなジョンソンと都に向かっていた。
ところが、良とウーリンと鉢合わせした。
二人とも臨戦態勢なった。
「お前。何をしている?」
良が警戒しながら、ジョンソンに言った。
「何って、都で料理を作りにね。」
「何で、俺の使用人と一緒なんだ?」
「あれ?アイ。このイケメンお兄さんの使用人なの?」
アイは、頷いた。
「へぇ~そうなんだ。」
「アイを離せ。」
「それは出来ないね。一緒に変わった料理をしてもらう約束だから。」
アイは、頷いた。
(若様。この人に逆らわない方が良いよ。殺されてしまう。)
「なら、力ずくで。」
「さっきので解らなかった?実力の違いを。」
殺気のこもった目で睨み付けた。二人は、固まってしまった。
だが、ニッコリと笑った。
「君たちを今すぐ殺しても良いけど、早く変わった食べ物を食べたいから、
一時休戦にしないか?」
「休戦?」
「そう。変わった食べ物を食べるまで、」
「約束を守る保証は?」
「保証なんてないよ。信じて貰うしかないかな~。」
「信じれぬ。」
ウーリンが会話に割り込んできた。
「じゃ。この鎌を預かってよ。これなら、安心でしょ。」
鎌を良に渡した。
「解った。」
「良!!」
ウーリンは良の決定に不満そうに叫んだ。
「向こうが譲歩してくれたんだ。これ以上。長引いても仕方ない。
俺達は、奴より弱いんだから。」
「そういう事。決まり。
いや~。重たい武器を持ってもらって楽ちん。楽ちん。」
ウーリンは、眉間にシワを寄せた状態だが、何も言わなかった。
4人は、一緒に行く事になった。
都に着いた4人は、買い出しをして、ある屋敷に入って料理をする事になった。
「さぁ。アイ。例の物を作ってくれるね。」
「ハ、ハイ」
(どうしよう。私、料理苦手なんだよな~。
しかもポテトチップス作った事ないし、バレないかなぁ(´Д`))
震える手で、ジャガイモの皮を剥こうとしたが、上手く出来なかった。
「ねぇ。本当に作った事あるんだよね?」
「ハ、ハイ。ただ、ご覧の通り料理が苦手なので、皮が残ったり焦げてしまったりして失敗が多いですよね。ハハハ。」
アイは、瞬時に言い訳を思いついて、笑って誤魔化した。
「ああ~。見ていられない。俺が作る。」
ジョンソンは、アイの包丁を奪って皮を剥きだした。
「おい。そこの娘。何を作っているだ?」
「あの~どちら様ですか? 若様の知り合いの方ですか?」
「フン。」
(何この態度。感じ悪い~ <`~´>)
「あ、こいつはウーリン。戦闘をしている時に助けてくれたんだ。」
「あ!」
ウーリンは、良以外に自分の名前を知って欲しくなかった。
「ああ。そうなんですか。」
「で、何を作ろうとしているんだ?」
「ポテトチップです。」
「ポテトチップス?」
良とウーリンの声が重なった。
「何なのだ?そのポテトチップとやらわ。」
「俺も聞いた事ないぞ。」
「まぁ。私がこっそり作って、食べていたんです。」
(ああ~。また嘘を言ってしまった~。でも。ここはしょうがないよね。(*´з`))
「次はどうするんだったけ?」
ジャガイモの皮を1つ剥いた。ジョンソンが聞いてきた。
「次はですね。ジャガイモを薄く切ります。」
「このくらいか?」
「もうっちょっと薄く。」
「このくらい?」
「そのくらいで。」
ジョンソンは、気持ちの良い音でジャガイモを切っていく。
「上手いですね。」
「まぁね。次は油に入れるんだよね。」
「はい。この時に塩を入れます。」
「どれくらいだ?」
「それは、好みに応じてです。普通は結構多めにします。」
「そうか。」
油に塩を入れて、ジャガイモを揚げ始めた。
ジュワーージュワーーー
「おお!面白いの~。ジャガイモを揚げるとは」
ウーリンは感心をしていた。
「ここが一番大事です。気を付ける事は焦がさないようにする事です。
逆に早く揚がると、ジャガイモが硬い状態になるので」
ジョンソンは、難しい作業を絶妙のタイミングで、ジャガイモを揚げた。
「おお!!綺麗。私じゃ作れないくらいですよ。」
「フフフーン」
ジョンソンは嬉しそうに笑った。
そして、揚がった物を食べようとした。
「ちょっと待った。」
アイは手で制した。
「まだ、出来上がったばかりなので、油を切りましょう。」
「そうだな。そのまま食べたら油っぽいからな」
しばらく経って。
「まず、そのまま食べて下さい。
塩が効いていないと思ったら塩を振りかけて下さい。」
ジョンソンは出来上がったポテトチップスを食べた。
(ああ。神様~~~お願いします。上手くいって。( ̄д ̄))
アイは、両手を握って祈った。
パリっと音がして、モグモグと食べたジョンソンは、眉間にシワが寄った。
それを見たアイは、絶望してしまった。
(やってしまった。美味しくないんだ。私の人生もこれまでだ~~。(T_T))
別のポテトチップスに塩を大量に掛けて食べた。
次のポテトチップスには塩を減してた。
さらに、塩を調節した。
(あれ? 不味いのになんで食べているんだ?)
疑問に思ったアイは、尋ねてみる事にした。
「あの~。お味は?」
「上手い。こんな物は食べた事が無い。歯ごたえと言い。アイの言った通り癖になりそうだ。」
ジョンソンは、喋っている最中でも食べる事を止めなかった。
「ワラワも食べる~~~」
ウーリンが食べようとしたが、ペシと手を叩かれた。
「何をする~」
「これは、僕が材料を買って作ったの。だから、これは全部僕の物」
そういって、残りのポテトチップスを食べた。
「あ~美味しかった。」
ジョンソンは満足そうに言った。
だが、3人は恨めしそうに見ていた。
「いいな。いいな。私も食べたいな。」
「そうじゃ。ワラワに食べさせるのじゃ。」
「ど、どんな味なんだろ?」
3人が一斉に喚き散らした。
その光景を見て、ご満悦のジョンソンは、
「そんなに食べたい?」
『うん』
3人は奇跡的に同時に頷いた。
「じゃ~。みんなで作ろう。」
「ええ~。」
「食べたくないの?」
一斉に首を振る。
「まだ材料がたっぷり余っているから、手伝ってね。」
しぶしぶ3人は料理を手伝う事になった。
「違う。違う。こうやって剥くんだ。」
いつの間にか、お料理教室の様になっていった。
「ほら、アイ。ジャガイモの芽は毒があるから、ちゃんと取り除かないと。」
「こうですか。先生。」
「そう。包丁のここを使えば楽に取れるから。」
以外にも良が呑み込みが早く、手際良く皮を剥いていった。
いつの間にか分担が決まっていた。
皮を剥くのは、ウーリンとアイ。
スライスをするのが、良。
揚げ物担当がジョンソン。
「この、この、ワラワがこんな事をするとは」
「ほらほら。ウーリン、喋っていないで手を動かす。
私は、もう5個目ですよ。」
アイは、ちょっとした優越感に浸っていた。
自分より下手な人がいたからだ。
「ぬぬぬ。こやつ。」
ウーリンもアイに負けてられないと、ムキになって、ジャガイモの皮を剥いていた。
「慎重に慎重に、あいた」
良は、神経質に同じくらいに切るために、丁寧に薄く切っていた。
だが、運が悪い事に手を切ってしまった。
「フフフーーン(^^♪」
ジョンソンは、鼻歌を歌いながら揚げ物を揚げていた。
分担した結果、沢山のポテトチップスが完成した。
「どんな味であろうな~。」
ウーリンは、食べたくて、食べたくてしょうがない気持ちになって、ピョンピョンその場を飛んだ。
「はしたないぞ。ウーリン。」
良に注意されて、口を尖らせていた。
「では、頂きましょう。」
アイが音頭を取って、食べ始めた。
バリバリバリバリっと、部屋に響いた。
「上手い!!!!!」
ウーリンは、目を大きくして、感想を言った。
「確かに、こんな物食べた事ないな。」
しきりに、感心して食べる良だった。
「もう少し、塩を多くした方が上手いな。」
ジョンソンは、一枚一枚食べながら、どうすればもっと美味しい物を食べれるか考えていた。
「これ!これ!止められませんな~。バリバリ」
アイは、現代の時同様、いつものうように、3~4枚同時に食べた。
「あ、ずるいのじゃ!そんなに沢山食べて」
ウーリンが抗議した。
「贅沢に食べるポテトチップスは、格別。」
「うぉ~。ホントだ。同時に食べると1枚の時と比べて、美味しいのじゃ。」
ウーリンは、口一杯に入れて、ニコニコしながら食べた。
そして、あっという間に食べた。
「ふぁ~美味しかったのじゃ。」
ウーリンは、手に着いた塩をペロペロ舐めていた。
「お腹が少し減っている時に、食べると良いかもな。」
「でしょ。今度屋敷で料理の上手いアーシャに作って貰いましょうよ。」
「そうだな。」
3人が談笑した。
「さてさて。満足したんで。みなさんに死んで貰いましょうか。」
ニコニコしながら、ジョンソンが言った事で、部屋が一気に緊張した状態になった。
◎名言集
◆ガンジー(インド独立の父)
「悲しみがあるからこそ、私は高く舞い上がれるのだ。
逆境があるからこそ、私は走れるのだ。
涙があるから、私は前に進めるのだ。」