三国志の世界に転生
・序盤は内政メインで、11話辺りから集団戦をメインにして書いていこうと考えています。
・更新については、
①9話までは、予約投稿を行っています。2日おきに更新します。(時間は午前11:00)
②10話以降は、未定です。
※アクセス数が少ない場合は、打ち切りとさせて頂きますので、ご了承ください。
「アイ、こっち手伝って。」
「ただいま~。」
「アイ、まだこれ終わっていなかったの?使えないわね。」
「すいません。すいません。」
アイは、ひたすら謝った。
仕事の休憩中、ふと思った。
現代も三国志の世界も辛いよ~(+_+)
私は、三国志の世界に転生した。アイです。
転生する前は、システムエンジニア、通称「SE」の仕事をしていた。
年齢は35歳。ど・く・し・んです。('Д')
周りの若い子達は、2~3年したら、結婚して辞めて行く人が多かった。
相手もいない私は、仕事しかなかった。
仕事では大手会社の基幹システム開発のプロマネをしていた。
SEの仕事って知っている?。徹夜をするのが当たり前の業界なの。
もう~、肌は荒れるわ、毎晩お酒を飲んで、おやじ化してた。
もちろん、良い所もあるわ。システムが完成した達成感は、苦労した分、涙が出るくらい嬉しいし、
男とか女とか差別される事も無く、出来る所は良かったけどね。
周りからは、結婚しないんですか? お見合いしたらどうですか?
もう~、うんざり。
結婚が全てじゃないんだから、そっとしておいて~
どうせ~ブスは結婚出来ませんよ~~だ。(・ω・)
愚痴はこのくらいで。(-_-;)
仕事の休みに熱中するゲームが、三国志だ。
知らない人のために説明すると、内政で自分の国を強くし、戦争や外交で領土を広げて、
天下統一をするのが目的のゲームなんだな~。( ^^) _U~~
因みに、三国志は、日本で言う戦国時代みたいな時代です。
この三国志を行っている時が、安らぐんです。
特に優秀な人材を登用した時は、非常に気持ちいし、相手を寝返らせたり、計略を巡らせるのも楽しい。
だから、三国志に出てくる優秀な人材は、大体把握していま~す。
いつものように、大好きなポテチを食べながら、ゲームをして寝てしまったら、
そこには、三国志の世界が広がっていました。
頬をつねったけど、起きる気配が無かった。
いやった~~~~ 人生をやり直せる。(/・ω・)/
・・・・・・・?
と思ったら、中国の冀州っていう所の、関純って人の息子が住む家の使用人に転生していたのです。
関純っていう人を初めて聞いたので、能力的にたいした事がないと思う。
どうせな、一文字違いの関羽や関平の所に行きたかったな~
時季的に言うと、あの有名な黄巾の乱はまだ起こっていないみたい。
ただ、将来的に冀州ってゲームで言うと、劉備や曹操や袁紹の領地に囲まれている所で、
真っ先にやられてしまう弱い国なんだよね~。
君主の人は、ご愁傷様です。(-.-)
まぁ。使用人の私には関係無いんだけどね。
せっかく三国志の世界に来たんだから、有名な武将を手に入れたいな~。
趙雲様とか趙雲様とか趙雲様を部下に欲しい~よ。
でも、1つだけおかしな現象があるんです。
それは・・・・・みんな魔法を使うんです!!
最初、料理をしている所に行ってみると、火を温めるために、
掌から炎の塊が出たり、包丁を切る作業が目にも止まらない速になって、
材料を瞬時に切っていた時はビックリしたなぁ。
なんでも、同じ作業を繰り返し高速で出来る魔法らしい(本人から聞きました。)
色々な人に聞いてみると、この三国志の世界では魔法は当たり前で、
1人最低1つは、魔法が使えるんだって、
心の中でキーワードを唱えると、魔法が発動するらしい。
この事を聞いた時は、心が躍った。
夢にまで見た魔法。ああ~。どんな魔法が使えるのか楽しみ(^^♪
炎を出す魔法が良いかなぁ~。ちょっと普通過ぎるな。空を飛べる魔法も良いなぁ。
かれこれ1時間は妄想して楽しんでいた。(*´з`)
そして、他の人に教えて貰った通り、魔法を使おうと念じた。
そんな私にある文字が浮かんだ。
(ステータス)
????
これを唱えよって事か?
あ~どうしよう。凄い魔法だったら~!(^^)!
ドクン、ドクンと心臓の鼓動が聞こえて来た。
よし、「ステータス」
????
あれ?何も起こらない。
唱え方が可笑しいのかなぁ。
「ステータス」
何も起こらない。
ガーーン。(T_T)
嘘言われた。
怒った私は、聞いた本人に急いでダッシュした。
「ちょっと。アイーシャ。さっき言っていた話、嘘じゃん。」
「何?どうしたの?」
おっとりした声で、アイーシャは答えた。
「ほら、急に魔法が使え無くなったから、教えて欲しいって言ったじゃん。」
「変だなぁ~。私の場合だと上手く行くんだけどな~」
しきりに、首を左右に揺らしながら考えるアイーシャだった。
「じゃ~ もう1回やってみて?」
「あ!! 信じてないないな。もう~」
アイは頬を膨らませた。
仕方なくもう1度行った。
(ステータス)
!!!!
すると、今度は、文字と数字が目の前に表示された。
アイーシャのステータスが表示された。
◎名前
アイーシャ(女)
◎基本値
武力:10
知力:35
政治:20
外交:25
魅力:75
潜在:25
◎魔法
炎1
◎その他
料理を作るのが好き。
(うぁ。何これ? ゲームに出てくるステータスだ。
三国志のステータスに近いな。
ただ、魔法って何だ?
炎が出せるっていう事なのかなぁ?)
「どう?出来た?」
「う~ん。まだ出来ないみたい。」
少し悲しい表情をした。
「大丈夫だよ。焦らない方が良いよ。」
「アイーシャは優しいね。」
「エヘヘ」
可愛い笑顔を見せた。
「ところで、アイーシャの魔法って炎を使えるの?」
「何言っているの? 何回も使っている所見せているよ。」
「そ、そうだよね。ハハハ。
ただ、アイーシャが使っている所を見ると、元気が出るかなぁと思ってね。」
「ごめん。今、アイちゃん出来ない状態だもんね。うん。解った。」
手の平から炎が浮かび上がった。
(うぁ。やっぱり、炎だったのか~。)
「ありがとう。何だか元気が出て来たよ。じゃね~」
アイーシャは手を振って、アイを送った。
アイは、自分に魔法が出来た喜びと、不安な気持ちになっていた。
(相手のステータスを見れるのは良いけど、攻撃出来る魔法じゃないから。
こんな治安が悪い時代では非常に危険すぎる。
早く、優秀な人材を部下にしなくては、生き残れないぞ。)
それにしても、アイーシャの魅力が75って、ちょっと高くない?
胸も大きいし、素直で笑顔も可愛いし、私に無い物を持ってるけど…
「人は人、自分は自分だぞ。アイ。」
頭を軽く叩いて自分に言い聞かせて、眠った。
そして、仕事に出かけると、いきなり、
「アイ。あんたクビよ。」
ガ~~~~~~~ン。どうして?
◎名言集
◇ウォルト・ディズニー(ディズニーランドの生みの親)
「失敗したからって何なのだ?
失敗から学びを得て、また挑戦すればいいじゃないか。」