〜始まり〜
1枚目、2枚目、3枚目....
僕の爪が剥がされているのが目に見える。
僕の名前は『白石健斗』普通の中学生。
なぜ僕がこんな拷問をうけているのか、ここはどこなのか、全くわからない。ただわかるのは自分の爪が剥がされていることだけ。激痛と恐怖に耐えながら全ての爪が剥がれ終わった後、パンを一つ置いて男は去っていった。それを手が縛られてあるから体をまげながら必死に喰った。そして寝た。痛いとわかっているのにこれは夢だと思い続けた。
次の日も次の日も僕は拷問をうけ続けた。
何日も拷問をうけると夢だとは思わなくなった。そうそう、それと涙が出なくなった。痛みも恐怖でさえも...
そしたら拷問してみたくなった。理由は神様に聞いてよ。そして神に願った。毎日、毎日、毎日。チャンスがきた。ついに今まで手で引っ掻いていた縄が取れかかった。男がやってきたナイフで僕の足を切りつけている。
1,縄を取り男のナイフを奪う。
2,男を戦闘不能にする。
3男のスタンガンを使う。
4椅子に座らせる。
5拷問
完璧だった。男が目を覚ました時『俺』は男の爪を全て剥がし自分がされた以上の拷問をした。楽しかった。最高だった。男は動かなくなった。殺したんだ。
脱出した。俺はもうあの感覚を忘れられなくなってしまった。そう、今日から俺は殺人鬼だ。




