九十七話
彼女と楽しくデートしていたはずが・・・・
僕の頭上の遥か上空にオーロラが掛かる。
空が割れる?抜ける?
まるで鏡の様な平面が現れ、薄靄のかかった鏡面に大地に聳え立つ巨大な塔が姿を現す。
鐘の音のとラッパの響きに似た単調なリズムの音が響きだす。
繋いだままのスマホから管制の声が聞こえる。
・・・・目標物確認 座標固定!
・・・・メインモニターに映像来ます!
『 ウオォォォォ!!!! 』スマホのスピーカーが音割れする。
・・・・目標側 時空座標固定! ゲート固定まで2minプラス∓10.2sec
鏡の周りに円型の虹が掛かる
「 えぇ!? 何これ・・・・ 」
馬場さんは空を見上げて僕の腕に縋りつく。
・・・・む、胸が腕に当たってますよ、馬場さん。いいの?!
などと思いながらも、この状況を利用して、抱き寄せる。
『 役得! 万歳! いい感じキターーーー!? 』
「 こちらクアキダ人、神様聞こえてますか? 」
左手のスマホから緊張した声が聞こえる。
「 え? あっ、僕のこと? 」
「 はい、神様です。間違いありません、こちら感度良好です 」
「 今しばらくお待ちください、まもなく馳せ参じます 」
・・・・何か来ちゃうみたいです。
あと三話。
ぞろそろ次回作の告知を、ゴブリンの話を週一位でアップできたらいいな・・・・
まだ3万字位しか書けてないけど呼んでもらえたらうれしいな・・・・




