九十六話
僕の人生の春は、晩夏にやってきた!
二次面接の後、二人で散策?デート?
リクルートスーツの二人なので少し色気が無いけど、彼女の横顔から目が離せない。
汗が伝って落ちる長い首筋なんかを見てしまうと・・・・
『 うぉ!! たまらん!! 』
煩悩炸裂中の僕です・・・・はい。
?! ん
プルルル プルルル プルルル プルルル
非通知のコールが・・・・?
あれ?
非通知だったの表示にノイズが走り、名前が表示される。
---- クアキダ人
何だこれ? こんなの登録してたっけ・・・・
ピッ
不安な気持ちと、怪訝な気持ち。
少し懐かしい?気持ちが沸き上がり、思わず取ってしまう。
『 はい、加賀ですが 』
『 ウォォォォ!!! 』
電話の向こう側で、ワールドカップのゴールした瞬間の様な歓声が地響きのように聞こえる。
『 神様!、いや元神様?! 違います。我々の神様お久しぶりです 』
・・・・電話の向こうで、今にも泣き崩れそうな人物の震える声が聞こえる。
僕、この声に聞き覚えがあるかも。
『 ど、どちら様ですか? 』
『 あぁそうなのですね、今は人の暮らしを堪能して居られるのでしたね 』
『 大丈夫です! 間もなくそちらに向かえます! 』
彼の声の背後から、SFっぽい管制の声が聞こえる。
・・・・座標確認!
・・・・時空間固定に成功!
・・・・ゲートが開くまで 0.05秒 開きます!
・・・・耐衝撃防御シールド展開 慣性制御機構正常 オールグリーン
僕は、何に巻き込まれてるのでしょう・・・・
ラストまであと4話
8月31日で終われるかな?!ドキドキ




