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神代行の僕が見守る人類はダンゴ虫  作者: ねむねむぴよ
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八十八話


 白い空間に僕一人。


 その眼前に靄がかかり、次第に人型となり・・・・女性がひとり現れた。


 「 あ・・・あぁ・・・・テステス ちゃんと声でてるわね♪ 」

 「 あなたは神代行ですね? 」

 「 あ!これは独り言ですから返答はいらないわ♡ 」


 「 へぇ・・・あなたの理想の異性?ってこんな形状なのね・・・ 」


 目の前の女性は・・・・はい、ドストライクです。


 「 で、えっと・・・あなたの中で言うと、クアキダ人?達から? 」

 「 あなたを取らないで欲しいって、私に嘆願してきたのね 」

 「 これってまず無いことなのよ、フフフ とっても愉快 」


 「 あなたがどうしたいか、解っているのだけど 」

 「 そんな生命体が現れたので私も少し構ってみたくなったの♪ 」

 「 これも無い事なのよ フフフ 」


 ・・・・とても嬉しそうにしてるとっても綺麗な女性( ナイスバディー )から目が離せない。


 「 えっと、全部僕の頭に焼き付いたのでそれほど聞きたい事はないのですが・・・・ 」

 「 一つだけ聞いてもいいですか? 」


 「 どうぞ♪ 」


 「 神様は何故直接的に神の種を作らないのですか? 」


 「 そうねぇ~ 因果律とかエネルギーの偏りとかいろいろ在るけど簡単は方がいいわよね? 」

 「 ようわ多様性を重視しているの 」

 「 あなたの知ってる植物などの品種改良みたいにデザインしてしまうと・・・・ 」

 「 それを作った神の都合の良い神ばかりが増えるのね、しかも際限なく 」

 「 それは、一家に一台タイムマシーンが在るのと同じ感じでね 」

 「 そうなると、当然都合のいい過去改変が錯綜してどれが元の時間軸か解らなくなるでしょ? 」

 「 だから あるもの と ないもの あいだには不文律を定めてあるの 」


 「 不文律? 」


 「 そう,無限に有るようみえても有限ってね 」

 「 うぅ~ん あなたの理解力でいくと・・・・そう収束と発散 」

 「 無限に拡散していくと、無いものと同じまで希釈?薄まっていく、あることを保てなくなる 」

 「 極端に集中、収束して 点になると 蒸発? 向こうの世界に裏返る?・・・・そんな感じ 」

 「 まぁ あるものはある 知覚できないものは無い けどある 」

 「 あなた達には、知らなくて確認できないものはない、けどあるものって結構多いでしょ? 」

 「 だからあるものなのよ♪ そんな不文律 世界の決まり 」

 「 出来ることはして良い事、出来ないことはしてはいけない事 そんな世界の約束事 」


 「 ・・・・だからグチャグチャにかき回してしまっても出来ることなら許されるのですね? 」


 「 二つ目の質問?フフフ 当たり前のことを説明するのって久々 フフフ そうよ 」


  ・・・・やさしい神様に惚れてしまいそうです。

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