八十六話
目に厳しい一面白の世界。
光源がどこかも解らず、やたら白いとしかいえない。当然影は落ちておらず、上下含め全方向から光がさしているような感じ。
「・・・・あのぉ、僕なにかやらかしました? 」
白い世界のいろんな方向から、ひそひそと囁き声が聞こえたような気がする。
正確に言うと、いろんな方向から思念波が直接脳に短い感情を伝えてくる。
『 ?こんな未成熟な情報体が? 』
『 銀河神が変わる? 』
『 他の宇宙神が苦言? 』
『 真似した神が結構いたみたい・・・・ 』
・・・・噂話?小言?ような呟きが洪水のように渦巻いている。
僕のゴッドブレインを始動してみた。
僕の神様が、僕にしたような事を他の神様が真似し始めたら、うまく行くばかりでなく結構ひっちゃかめっちゃかになっちゃって、その責任を銀河神や宇宙神が取らなくては行けなく成ってきたみたい。
で、代行神が更に代行を作る事を、他の代行神が思いつかないはずも無く、代行者がヒャッホイしすぎてサミエル見たいに他の平行世界にもご迷惑を掛け始めたと・・・・
サミエルは新しい平行世界に歪みを作ったけど、その歪みは僕の世界だけでなくお隣さんやお向かいさんの宇宙にも影響が大きく、奇跡の大安売りが現在進行形なのだそうです。
そのかき混ぜ具合は、もう時間を巻き戻さないとどうにもならない的な?とこまで来てしまってて、急遽神様会議が開かれて、今に至る。
・・・・なるほど、うちの神様が原因なわけ?
たしかに、想像してた神様にしては俗っぽかったし・・・・
でも代行の僕がそんな大それた会議に参加なんて、気後れしかしないんだけどなぁ・・・・
白い世界にに揺らぎが起きる。
より上位の神様が入場したみたい。
見えないのに存在感だでも半端ない。
圧力というか・・・・深い温水プールの底に沈んでいくような、今いる場所が濃密なナニかで満たされて溢れ出しそうな感じ・・・・
それが数十個・・・・神様だから柱かな? もうなんか鼻血垂れそうで、のぼせてしまいそうなラッシュアワーの通勤電車(神様バージョン)に続き
白い世界が、グワ~ンと歪む? ズレる?
宇宙神が入場したら、もう異質ななんて言葉も生易しいぐらい、神様達は水を打ったように静まり気配を殺して?感じなくなってしまった。
先ほどの圧力をそのままに、室内温度だけ一気に20度下げたらこんな感じ?う~ん、夏の気温40度の外界から-30度の大きな冷凍倉庫に入るような、全身がブルっとなる感覚が5~6柱入場してきた・・・・感じがした。(真っ白で見分けがつきません!)
会議開始までカウントダウンなんでしょうね・・・・
グダグダ続いてたお話が、収束してきました。
クアダキ人達どうなるのでしょう・・・・事件は会議室で起こるのでしょうか?!




