八十四話
追加投下
「ジョン様、我らに付き従う諸人は私たちが見守ります故、ご安心ください」
「ジョン様は御心のままに」
浜に打ち上げられた魚を焼いて食べる者、開きにして保存食を作る者・・・・
食べるものが少なかったからみんな笑顔で和気あいあいとしている。
僕の近くにはシンプソン一家とベスがいて奇跡に目を白黒させているが、どこか『まぁジョンといればこんな事もあるだろうね』的な達観した雰囲気で、いちいち驚いてたら身が持たないとでも言いたげな雰囲気を醸し出している。
「サミエルもここに残るのかい?」
「いいえ、わたしと3名の部下は御伴します」
「3名の部下は、ここを基点にし人の町を大きくし、御心に沿うよう宇宙を目指します」
「・・・・うん、解った、よろしく頼むよ」
僕は、水没した街に向かって、柏手を一つ打つ。
魚で溢れる海岸線の向こうから大きな魚影が見えたかと思うと、海面に数匹のイルカと小型のクジラが顔をだす。
僕と目が合う。
僕は彼らに海からのサポートと丘の人々との協力を、それに彼らの反映を願うと・・・・
「キュゥキュ・・・・ワァーカィリマシタァーァ」
人の言葉で話し始めた。
そして、この場所に祝福を願うと、空にオーロラのような光のカーテンが現れ植物の異常成長が始まる。
「僕からの細やかなギフトです。楽しみにしてますよ」
この地に残る人々と3人の使途は僕に傅く。
「しばらくはこの地があなた達の生活を支えるでしょう」
「この地に拘る必要はありません。頃合いをみてより良い地を目指しても良いでしょうね」
その後、聖人とイルカの町として長く繁栄する地となるのだけど、当面は彼らの努力が必要な街を見渡し、僕はその地を後にした。




