七十三話
投下!
「そこに止まれ!!」
大声で凄む男性の声、結構ムサイ男の姿がゲートから出てくる。
6名の男性が、迷彩服やコンバットスーツに身を包み、アサルトライフルを構えながら出てくる。
周辺を気にしながら僕の方へ障害物に身を隠しながら近づいてくる。
僕を捉えようとしてるのかな・・・・
「一人か?!」
「う~ん 一人じゃないけど、争う気はないですよ」
男たちは一気に緊張する。周囲の狙撃できそうなポイントから身を隠すように障害物の影に身を隠す。
「何用だ!?」リーダーらしい人物が凄んでくる。
「そちらの代表に話を聞きたくて、きたんだけど会える?」
「武器の所持は認められない。おとなしく投降しろ!」
「武器? ないですよ、えぇ~と・・・脱がないとだめ?」
すごく怪しんでる。それもそうだよね、めちゃめちゃトラップ多かったし。
対人地雷とかいろいろ全部よけたのがいけなかった?からかな・・・・
3名ほどこちらに近づいてきた・・・・
「あ! そこに地雷が・・・・」って注意してあげようとしたら。
ボン!!!!
自爆です、はい。
周囲を警戒しすぎて、自分たちで敷設した地雷にアホな兵士がもう一人を巻き込み吹き飛ぶ。
次の瞬間。
タタタタタタタタ!!!!
アサルトライフルが僕を射抜く?!
「いたたたたた・・・・あちち」ポップコーンが弾けて当たる感じ。ちょっと熱い。
2名ほど飛び出てきて、吹き飛んだ兵士を引きずりゲート内へ退避しはじめる。
手助けしようとしたら・・・・
タタタタタタ!!!
「いたたた・・・・」
せっかく新調した服に弾があたる。そこは、うん予想通り、いつもならボロっちくなるはずのジャケットにジーンズは、弾を受けるけどパラパラと地面におちる。
願掛けしたら、ケブラー繊維も真っ青な強度を示してちょっと凹んだ感じになるだけで無傷
「よかったw、ひさびさにマッパにならないパターンだw」
ゲートから、ランチャーを肩に構えた兵士が3名・・・・
バス・バスバス!!!
・・・・それってオーバーキルでしょ!? こっち両手上げてるんだけど。
着弾
ドドドン!!
目標が小さすぎるから、僕の近くを通り過ぎ近くの障害物にあたり爆散する。
・・・・あぁ、爆炎があがり煙で何も見えなくなるでしょに・・・・
・・・・
・・・
・・
ゴト・・・
スマホが地面に落ちる。
あぁ・・・・またマッパです。
毎回、僕がマッパになるのはデフォルトなんですね?神様(泣)
次話投下! 明日の朝五時!! ポチ




