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神代行の僕が見守る人類はダンゴ虫  作者: ねむねむぴよ
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七十二話

投下します!

 道中いろいろあったけど、目的の町の近くまでこれた。


 戦闘機に戦車などいろいろあるんだけど、大規模な戦闘の跡が色濃い。

 政府軍と反乱軍が戦闘を行った後、廃墟になった基地に住み着いた感じかな・・・・

 すべての兵器を破棄できなかった、それを修理して使っているそんな感じ。


 広大な基地の敷地を、バリケードで囲い中にある箱ものの建物を居住区としている。周辺で土が見えるとこは畑になっているけど、農薬なんかがない為か決して多くの食料を生産出来てるようには見えない。


 遠くから見てても働いてる、老人や子供・女性はみんな痩せこけててふらふらしてる。

 それでも食料は重要だよね・・・・


 櫓には、周辺を見ている兵士のような男性が2名、昼間からお酒をのんでるのかな?だべってる姿が見える。


 基地に続く道路の所々に、盗賊?山賊? 道路標識や信号機に吊るされ殆ど骨になった死骸が風に揺れている。


 「あぁ世紀末覇者が、馬に乗って出てきそう・・・・」独り言をつぶやくと、ベスが小首を傾げて僕を見ている。


 荒廃した市街地を抜けて、基地に近づくと所々にブビートラップが目に付く。(隠してあるけど・・・・まぁ昼間だから気付くかな)


 「このさき危なそうだから、みんなはここらで待っててね」

 「問題なさそうなら、呼びに来るか、知らせるから」


 「「「はい」」」シンプソンさん達に近くの罠の場所をおしえて、監視の死角で休むように言い、決してこれ以上基地に近づかないように釘をさす。


 ベスだけが、ジト目で僕を見る。付いて来たいのかな。


 「ベスさん美人だから面倒に巻き込まれかねないし、我慢してね、そんな感じの町だから」

 美人といわれ、目を白黒させ照れたように俯く。


 で、ぼくはいつもの調子でポクポク歩いて行く。


 罠にかかると痛そうだから、ヒョイと飛び越え、ワイヤーをくぐり赤外線をよけ、回り込み・・・・

 ゲートの正面に姿を現すと、櫓の上がにわかに騒がしくなる。

 無線かなにかで、誰かに連絡を取っているみたい。


 ゲートの上にある詰所から、威嚇射撃が・・・・


 タタタタタ!!!


 僕の足元に打ち込まれる。


 相変わらずの僕、両手をあげて何も持ってないのを知らせるように、ゆっくり回って見せる。

 ・・・・スマホはポケットの中です。もちろんマッパじゃないよ。


世紀末覇者!ラ〇ウ?出てくるかな・・・・

次回は明日の朝5時 予約ポチ!

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