七十一話
投下します!
ベスはその夜、結局僕の事を一切責めなかった。
とても理性的な子なんだなぁ・・・・ってのが正直な感想。
このまま付いていっても良いのか?同行した者の安全は確保できるかなどを気にしていたけど、好きな時に好きなようにして良いと答えると、思案するように黙ってしまった。
そう、僕は殆ど傍観者だから、僕の考えだけで全てを思い通りにしようだなんて、これっぽっちも考えてないから。ベスも考えあぐねたみたい。
彼女なら一角のリーダーになれそうだけどなぁ、彼女が望めばの話だけど・・・・
日が昇りまずは、女性陣が身づくろいを始めた。
少し前から僕は、ゴッドアイで近の軍施設を眺めていた。
軍経験者が、恐怖で集団を抑え込んで辛うじて町を維持している感じ。
そこは1000名程の人が住んでいる元基地内の建物群、リーダーは40台の男性:曹長で自動小銃を常に携帯し半ば独裁的な体制を強いている。
荒くれ者の集団を抑え込むためにはしょうがないのかな・・・・
少し気にいらないのは、力を持たないものに発言権もなく、老人・女性や子供が奴隷?的な扱いを受けてるところ・・・・
当然、荒廃以前の生活を維持する事は困難だから、次第に物資・精神的に疲弊して行く。
少し考えただけで先がないことをみんな感じてるみたいだけど、現状を大きく変えることが出来ず。力で押さえつける頻度が多くなる。コミュニティーの崩壊が秒読・・・・そんな状況な町。
そんなとこに僕が行けばどうなるか・・・・まぁ結果は見えてるんだけど、できれば僕の予想を斜め上にゆく展開があればなぁ・・・・なんて考えてる。
まぁ、出たとこ勝負?的な感じで見に往こうかな。
遅れ気味だったので、本日はもう一話投下します。
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